高島屋の「親子で学ぼう!!資産運用セミナー」に参加してみた! ジュニアNISAを早速申込!

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高島屋の「親子で学ぼう!!資産運用セミナー」に参加してみた! ジュニアNISAを早速申込!

2020年11月30日

「親子で学ぼう!!資産運用セミナー」とは?

2020年11月28日(土)に高島屋ファイナンシャル・パートナーズの無料セミナー「親子で学ぼう!!資産運用セミナー」に参加した。筆者も保有しているタカシマヤカードのメールマガジンで案内があり、小学校4年生から中学生までの親子が対象だ。

親子で学ぼう!!資産運用セミナー

親子で学ぼう!!資産運用セミナー

前回参加したのは楽天ペイメントの「5歳から学べる!親子向けオンラインキャッシュレス講座」となり、今回は前回よりも難しい資産運用についてとなる。

楽天ペイメントの「5歳から学べる!親子向けオンラインキャッシュレス講座」に子供と参加してみた!

楽天ペイメントが主催する「5歳から学べる!親子向けオンラインキャッシュレス講座」が2020年10月11日(日)に実施された。対象年齢は5~7歳と三男にピッタリだ。 我が家は子供のキャッシュレス化も進め ...

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通常だと6名で利用するようなテーブルを1組で利用するなど密にならないような大きな会場で行われた。講師はファイナンシャルプランナーの頼藤太希 氏。アフラックで資産運用リスク管理業務に6年間従事し、2015年にMoney & Youを創業。

ファイナンシャルプランナーの頼藤太希 氏

ファイナンシャルプランナーの頼藤太希 氏

メールマガジンを見る限り『小・中・高等学校の学習指導要綱も改定され、「金融教育」が導入される中』とあるが、子供の小学校の保護者会で聞いている限りでは変わったのは「英語・コンピュータ・道徳」の3つとなる。学校で金融教育が開始されているのかを聞いてみたところ、高校では始まっているとのことだ。

セミナーは、お金とは何か、貯金だけではインフレで負けてしまう、などの基本的な内容となる。貯金だけだとインフレリスクに対応できないので投資もしましょうというような事だが、筆者も気になっていたのがインフレは本当に起きているのかどうかだ。4月や10月頃には食品などの値上げによる生活への影響などもテレビで解説されているがあまり実感がない。

そんなことを見越してか小麦粉の20年の価格推移などのスライドも用意してくれていた。20年でかなりの金額が上がっていることに驚いた。

20年での物価上昇率

20年での物価上昇率

これだけ物価が上昇しているのであれば給料も上昇していなければならない。しかし、給料の推移を厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」で調べてみると平成12年(2000年)の302,200円から令和元年(2019年)の307,700円と19年で5,500円しか上昇していない。

厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査結果

厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査結果

このグラフを使うと子供に希望がなくなるため、あえて紹介しなかったのだろうか…。貯蓄だけでは不安なので投資をしましょう、と言う流れで前半の約40分が終了。10分の休憩を挟んで後半は投資ゲームとなる。

元手は1,000万円で4カ国に投資する比率を考えて投資し、1年毎にどの国に何%投資するかの配分を行う。4年後の資産が一番多いチームが優勝だ。事前に4カ国の強み・弱みが書かれている簡単な紹介文が渡されている。

最終的に優勝したチームは200万円以上も増えていたが、最下位のチームは元本割れとなった。なぜ元本割れしたかは発表されていなかったが、おそらくゲームに勝つために最後1点集中で100%配分を行ったのではないだろうか。100%配分した国がマイナスとなったために元本割れとなったと思われる。この発表があれば分散投資が良いと言うことにも繋がったようにも思えたが、なかなか良くできているゲームだった。

最後に、頼藤氏は「行動しなければ意味が無い」と言う言葉で締めていた。これはその通りで知識はたくさん吸収するが行動しない人が多い。もちろん、知識を吸収するために行動をしているのだが、そこで得た知識を実践しない人が多いのだ。知っていたとしても、実際にやってみないとわからないこともある。筆者はクレジットカードをたくさん保有しているが、たくさん保有することを目的としているわけではない。実際に使わなければわからないことが多いためだ。カードの特典が追加・終了となる事もあるため、保有しているカードを解約しない。そのためにカード枚数が増えているだけであり、カードをたくさん保有することが目的ではない。

ジュニアNISAを申込!

今回は子供向けの投資セミナーに参加したため、ジュニアNISAを申し込むことにした。ジュニアNISAは調べていなかったが0~19歳までが申し込むことができ、毎年80万円が非課税投資枠となる。なお、ジュニアNISAは2023年で終了となり、それ以降は新NISA制度に引き継がれる。

筆者はNISA口座を保有しており、実際に利用しているがジュニアNISAの場合は通常よりも40万円少ない金額となっている。また、18歳までは払出制限があり、18歳未満で払い出した場合は課税されるので注意が必要だ。

また、ジュニアNISAの口座開設の場合、親が証券口座を保有している必要がある。長男は楽天イーグルスが好きなので楽天証券のジュニアNISA口座を申し込むことに。申込時には「未成年口座・ジュニアNISA口座」の同時申込を選択。未成年口座申込時に楽天証券のログインIDとパスワードが聞かれたため入力。

楽天証券の未成年口座申込

楽天証券の未成年口座申込

ログイン後は、筆者の情報が引き継がれており、姓・住所・電話番号が入力されている状態となり入力項目は非常に少ない。名と子供の生年月日、メールアドレスを入力して「同意して申し込む」をクリック。確認画面が表示されるため「申込」ボタンをクリックすることで申込完了だ。

楽天証券の未成年口座開設完了

楽天証券の未成年口座開設完了

申込後は、申込書の郵送、必要書類の返送、ID・パスワードを受け取って初期設定すると口座を利用することができるようになる。

気になったのは資金の入金だ。「ジュニアNISAの資金は、親・祖父母等からの贈与に限定されるものではありません」とあるが、18歳未満の子供の場合は家族カードを発行できない。筆者名義での楽天カード積立などが利用できるのか、口座開設後に確認してみたい。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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