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魅惑の外資系マイレージ! ?番外編?

2014年9月22日

前回の記事では、日本在住でも比較的扱いやすい2社について解説した。しかし、世界にはまだまだ沢山の航空会社がある。今回は日本人には馴染みが無いながらも、実はお得な特典の多いマイレージプログラムについて解説しよう。

1.デルタ航空
?スカイチームならここ!マイルは他社で使うのが吉?

この会社は聞いたことがあるだろう。アメリカの航空会社でスカイチーム所属。日本国内では成田をハブとして各地に国際路線を展開している。国内でも提携クレジットカードが多数あり、また「ニッポン500マイル」という、国内線の搭乗に応じてマイルを積算してくれるキャンペーンを展開している。マイルの期限は無期限であり、スカイチームでマイルを貯めるならばデルタ航空一択と言っても過言ではないだろう。

ただし、デルタ航空のマイルを使ってデルタ航空便を発券しようとすると、かなり多くのマイル数を要求される。マイルはスカイチーム他社で使った方が無難だろう。ちなみに、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードに入会すると、それだけで自動的に上級会員にしてもらえるという珍しい会社でもある。

2.エア・カナダ
?東アジア・東南アジア圏の発券に強い!?

カナダの航空会社でスターアライアンス所属。エア・カナダのプログラムで魅力的なのは、アジア圏内の必要マイル数の低さだろう。エア・カナダの特典マイルチャートの地域枠では、日本は「アジア1」に属している。アジア1にはバンコクやシンガポールまで含まれているのだ。

日本⇔バンコクの旅行が、エコノミーなら2万マイル、ビジネスでも3万マイルでできてしまう。特典航空券の発券に燃油サーチャージがかかる会社とかからない会社があるので注意が必要だが、それにしてもこのレートはおトクだ。残念ながら日本では提携クレジットカードは発行されていないが、スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カードがあれば間接的にマイルを貯めることができる。マイルは変動がある限り、実質無期限。マイル移行は、スターポイントからの移行キャンペーンの時期が狙い目だ。

エア・カナダの特典航空券チャート

3.エーゲ航空
?スターアライアンス上級会員がすぐそこに!?

ギリシャの航空会社でスターアライアンスに所属。エーゲ航空の最大の魅力は何と言っても上級会員の敷居の低さだ。上級会員のステータスは主に実飛行マイルによって決められるが、エーゲ航空はゴールド会員になるのに必要マイル数が2万マイルと他社に比べて圧倒的に低い。ANAではブロンズ会員(スターアライアンス・シルバー会員)になるのに3万プレミアムポイント、プラチナ会員(スターアライアンス・ゴールド会員)になるのに5万プレミアムポイントが必要であることを考えれば、エーゲ航空のプログラムがいかに破格かということがわかるだろう。ちなみに東京⇔ロンドンの往復は12,428マイルであり、海外旅行をそれなりにする人や、たまに海外出張があるという人であれば、ついでに取得できるレベルである。肝心の特典航空券の必要マイル数も、東アジア?東南アジア圏が25,000マイルと決して悪くない。但し英語でのやり取りが必要なので、注意が必要だ。

4.アビアンカ航空
?マイルを「購入」するとおトク??

コロンビアの航空会社でスターアライアンスに所属。当然ながら日本には就航しておらず、日本語の案内も無い。特典チャートも目を見張るものではないが、特筆すべきはマイルを購入する時の単価の安さだ。通常時は1マイル=3セントで購入可能なのだが、2×1というマイル購入が半額になるキャンペーンを不定期に行っており(この原稿を書いている2014年9月現在も行われている)、1マイル=1.5セントで購入できるのだ。円相場にもよるが、欧州ビジネスクラスが20万円強で発券できる計算になる(これを安いとみるか高いとみるかは意見が分かれると思う)。利用する当てがあるなら、バイマイルに挑戦しても面白い。

 

今回は日本人にとっては比較的マイナーと思われる4社を紹介した。しかし各アライアンスによるネットワークが形成されているように、世界の航空路線は繋がっているのだ。外資系プログラムにもチャレンジしてみるのもいいだろう。


3回に分けて紹介した外資系マイレージに関する記事。

  1. マイルを使って飛行機に乗ろう! ?特典航空券をうまく発券するには??
  2. 実は日系エアラインよりおトク? 外資系マイレージプログラムに挑戦
  3. 魅惑の外資系マイレージ! ?番外編?
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tidaliathan

クレジットカード、電子マネー、ポイントカード、マイレージプログラムが理由もなく好きです。知識とデジタルデバイスを駆使してより満足度の高い支出をすることをモットーとしています。クレジットカードは10枚以上使用していますが、メインで使っているのはコスト・ベネフィット比に優れる(と思っている)セゾンプラチナカードとソラチカカードです。ステータスマッチ、バイマイル、株主優待なども守備範囲です。

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