筆者も注目している「Rポイントカード」。何度も記事を書いているが、その度にRポイントカードでのポイントの利用は、50ポイント以上、1ポイント単位と書いている。
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ただし、Rポイントカードの規約を見ると、実はそのような事は書かれていない。Rポイントカードの利用規約 第6条(ポイントの利用)の第1項を見てみよう。
画像では確認しにくいため、テキストにすると以下のようになる。
第6条(ポイントの利用)
- ユーザは、Rポイントカードを提示することによって、自己の保有するポイントを、当社が定める換算率により円単位の価値に換算した金額相当額(以下「ポイント相当額」といいます。)で、Rポイントカード加盟店における決済代金(商品代金、送料、手数料または消費税を含みます。以下同じ。)の全部または一部の支払いに利用することができます。なお、ユーザは、支払いに利用するポイント数を指定することはできず、原則として、決済代金全額に相当するポイントを支払いに利用するものとします。ただし、保有するポイントのポイント相当額が決済代金全額に満たない場合には、ユーザは、不足分を現金その他ポイント以外の支払方法(以下「現金等」といいます。)で支払うものとします。
「支払いに利用するポイント数を指定することはできず」ということは、108円の8円分だけをポイントで支払うことができないと言う事だろう。つまり、「レジでポイントを使って下さい」と言うと、保有している楽天スーパーポイントで全額支払いとなり、足りない場合は、現金など別の方法で支払わなければならない。例えば、楽天スーパーポイントを71ポイント持っていた場合、ポイントを使って下さいと言うと、37円を現金等で支払うということになる。非常に使いにくいポイントプログラムだ。
Tポイント、Pontaポイントでできる部分支払いが後発のRポイントカードでできないということはないだろうと思い楽天に確認した。実際は楽天スーパーポイントの利用制限である50ポイント以上、1ポイント単位、1回の支払いで3万ポイントまでと言う事が確認できた。現在の利用規約は試験段階の「Rポイントカード」についての利用規約であり、2014年10月1日(水)以降の利用規約では上記の文言は変更されるということだ。
ただし、50ポイント以上と言う制限はあるため、Tポイント、Pontaポイントよりは使いにくいことは変わらないだろう。