ポイ探の交換先ポイントでも必ず1位2位となるJALとANAのマイル。約4割りのユーザがマイルへの交換を希望している。マイルが人気なのは、特典航空券を使うと、1マイルの価値を5円以上にすることも可能となり、マイル還元率が1%のクレジットカードを利用すれば実質還元率は5%以上となるためだ。
ただし、航空会社のクレジットカードは年会費が高額となる。JALカードでマイル還元率を1.0%にするには、通常の年会費2,000円+税に加え、JALカード ショッピングマイル・プレミアムの参加費3,000円+税が別途必要だ。毎年5,000円+税の年会費は一般カードとしては高額となる。
では、完全に陸だけでマイルを貯める場合、JALカードよりも年会費を安くするクレジットカードはないだろうか?
2014年7月30日にリクルートポイントがPontaポイントに交換できるようになり、リクルートカードプラスで貯めたポイントをPontaポイントを経由することでJALのマイルに交換することができるようになった。
リクルートカードプラスの年会費は2,000円+税。ポイントの貯まり方はショッピング利用100円につき2リクルートポイントだ。100リクルートポイントを100 Pontaポイントに交換できるため、100円につき2 Pontaポイントと言っても良いだろう(2015年春には直接Pontaポイントが貯まるようになる)。
次に、JMB ローソンPontaカードVisaを保有していると、PontaポイントをJALのマイルに交換することが可能だ。JMB ローソンPontaカードVisaの年会費は無料。2 Pontaポイントが1マイルで交換できる。
つまり、リクルートカードプラスで100円につき2 Pontaポイントを貯め、JMB ローソンPontaカードVisaで2 Pontaポイントを1マイルに交換することで、100円につき1マイル獲得可能となるのだ。還元率はJALカードのショッピングマイル・プレミアム加入時と同じ1.0%。
年会費は5,000円+税のJALカードよりも3,000円安く、かつ同じマイル数を獲得できるリクルートカードプラス+JMB ローソンPontaカードVisa。完全に陸だけでマイルを貯めるのであればおすすめの組み合わせだ。
リクルートポイントもPontaポイントも加算があれば有効期限が延長される。また、リクルートポイントからPontaポイントへのポイント交換はリアルタイム、PontaポイントからJALのマイルへの交換も1週間程度となっているため、JALのマイルが直接貯まるJALカードよりも有効期限を気にせず貯められるメリットもあるだろう。
ただし、特典航空券以外のフライトもある場合は、JALカードのフライトボーナスマイル、継続マイルも加算されるため、JALカードのほうが有利だろう。また、JMB WAONを活用するのであればJAL・MasterCard、JAL・Visaカード、JAL・JCBカード、JALカードTOP&ClubQ(それ以外のブランドはチャージでマイルを獲得できない)でチャージし、JMB WAONで支払うと、チャージ時にマイルを獲得でき、支払い時にもマイルを獲得できるためリクルートカードプラス+JMB ローソンPontaカードVisaよりもおトクだ。
JALカードにするか、リクルートカードプラス+JMB ローソンPontaカードVisaにするかは、JALでの有料フライトがあるか、利用する電子マネーで判断すると良いだろう。
それぞれのメリット、デメリットをまとめると以下のようになる。
JALカード | リクルートカードプラス+ JMB ローソンPontaカードVisa |
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券面 | ||
年会費(税抜) | 5,000円 | 2,000円 |
JALマイル還元率 | 1.0% | 1.0% |
有効期限 | 3年間 | 加算・減算があれば1年延長 |
チャージでポイントが貯まる電子マネー | JMB WAON | nanaco(リクルートカードプラス)、 楽天Edy(JMB ローソンPontaカードVisa) |
メリット | 特約店を利用できる 有料フライトがあれば継続マイルを獲得できる 有料フライトがあればボーナスマイルを獲得できる |
JALカードより年会費が安い 有効期限を気にせずに貯められる |
デメリット | 年会費が高い | 交換レートが悪くなる可能性がある 交換の手間がかかる |