クレジットカード特集 コラム

CICの情報開示で「クレジット情報」を51件以上取得する方法とは?

先日、CICの情報開示を行った。「信用情報開示報告書」の「クレジット情報」には1枚1枚のカード情報が掲載されている。一番下の入金状況を確認することで、延滞がないか等を確認することができる。

もし、クレジットカードの審査やローンの審査が通らない場合は、延滞履歴などがある可能性があるので、ローンの申請前には情報を確認しておいた方が良いだろう。

このクレジット情報はカード等が1件1件表示されており、筆者の場合は「1/50件目」となっている。しかし、筆者は90枚以上のクレジットカードを保有しているがいつも50件だ。

この50件の制限はCICのサイトにも書かれており、クレジット情報・申し込み情報・利用記録ともそれぞれ50件までしか確認することができない。

では、50件を超えたカード情報を確認する方法があるのだろうか。また、表示されている50件はどのような順序で表示されているのだろうか。

CICに電話をして確認したところ、情報開示から2ヵ月以内に連絡すれば50件を超えるデータを調べることができるとのこと。ただし、問い合わせた翌日に電話があったが本日中に回答するのが難しいと言う事で来週中の回答という事になった。51件以上の開示をする人がいないと言う事だろうか。

1週間後に電話があり、51件以上のデータ開示方法について案内があった。会社名、契約内容、返済内容などの簡単なデータで良ければ手作業で一覧を作成するため、1~2ヵ月程度必要とのこと。信用情報開示報告書と同じようなフォーマット(全く同じ物ではない)での作成となると、2倍の2~4ヵ月程度必要とのことだ。なお、作成が終わった後には、本人限定郵便で送付される。

どのような順番で掲載されているのかを確認したところ、カードの利用情報の更新などがあれば順番が変わるため、取得タイミングによっては順番が変わるようだ。今回は簡易版で依頼したが、51件以上のデータを毎回取得するのは諦めた方が良さそうだ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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