クレジット コラム 一般カード

年会費無料で電子マネーに強いクレジットカード SoftBankカード、楽天カード、リクルートカード比較

2014年8月14日

クレジットカードを選ぶときに重要なのは、まずポイントの利用先がどうなっているかだ。還元率が高くてもポイントの使い道がない場合は、そのポイントは貯めるべきではない。確実に使えるポイントということがわかれば、次に考えるのは還元率となる。同じポイントを貯めるのでも、クレジットカードによって貯まるポイント数が異なる場合もある。

例えば、Tポイントを貯めると決め、ファミマTカードをメインカードにしたとしよう。ファミマTカードはショッピング利用200円につき1 Tポイントとなる。しかし、Yahoo! JAPAN JCBカードはショッピング利用100円につき1 Tポイントを貯められる。クレジットカードを変更するだけで貯めるポイントが2倍になるのだ。

ポイントの使い道と、そのポイントを効率良く貯めるクレジットカードを選ぶことができればメインカードはほぼ決定するだろう。最後に考えるのは電子マネーへのチャージでポイントが貯まるかどうかだ。

電子マネーへのチャージでポイントが貯まるクレジットカードの場合、電子マネーへのチャージでポイントを貯め、電子マネーの利用でもポイントを貯めることができる。クレジットカードで支払う、または現金チャージした電子マネーで支払うよりもおトクということがわかるだろう。

電子マネーへのチャージでポイントが貯まるかどうかは、国際ブランドも影響してくる。例えば、楽天カードはnanacoへのチャージでポイントが貯まるのはJCBブランドのみ。リクルートカードで楽天Edyにチャージしてポイントが貯まるのはVisaブランドのみとなる。

メインカードが決まり、国際ブランドを選べる場合は、電子マネーチャージでポイントが付くかどうかも検討しよう。年会費無料で還元率が1%程度の楽天カード、リクルートカード、SoftBankカードで電子マネーチャージでポイントが貯まるかどうかを表にした。

券面 リクルートカード SoftBankカード
クレジットカード 楽天カード リクルートカード SoftBankカード
ポイント 楽天スーパーポイント Pontaポイント
(リクルートポイント)
SoftBankマネー
ポイント付与率 100円で1ポイント 100円で1.2ポイント 100円で1ポイント
1ポイントの価値 1円 1円 0.97円
楽天Edy
(200円で2ポイント)

(Visaのみ)
nanaco
(JCBのみ)
モバイルSuica
au WALLET
(Visaのみ、auかんたん決済利用時)

楽天カードを選ぶ場合はJCBブランド、リクルートカードの場合はVisaブランドを選ぶと良い(Visaブランドでもnanacoチャージでポイント獲得が可能になった)。SoftBankカードの場合は国際ブランドによる違いはない。

既にクレジットカードを保有していて国際ブランドを変更した場合は、楽天カード・SoftBankカードの場合はクレジットカードの切り替えが必要だ。クレジットカード番号も変わることになる。ただし、リクルートカードの場合は、リクルートカード(JCB)リクルートカード(VISA)の2枚持ちが可能となっている。年会費が2,000円+税で還元率の高いリクルートカードプラスをメインカードにしている場合、楽天Edyへのチャージ用にリクルートカード(VISA)も別途申し込むことができる。

クレジットカード選びは、ポイントの使い道、還元率に加え、電子マネーチャージでポイントが貯まるかどうかも重要となる。一度、保有カードが電子マネーへのチャージでポイントが付くかどうかを確認して欲しい。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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