コラム

見に覚えのないポイントには要注意! 勝手にキャンペーンで付与している場合も

楽天市場などは、キャンペーンで獲得したポイントは期間限定ポイントとなり、獲得してから数日?2週間程度の間に消化しなければならない。しかし、特にサービスを利用していないにもかかわらず、有効期限に関するメールを受け取る場合がある。

例えば、リクルートポイントからのメールだ。「ホットペッパーグルメ限定ポイント 期間限定のお知らせ」と言うメールが届いた。その中には「2014年7月末の有効期限までに、ぜひ、「ホットペッパーお食事券」購入でご利用下さい。」と書かれており、1,000ポイントも失効するというのだ。

メールが届いたのが2014年7月30日。残り2日で消化しなければならない。1,000円分のポイントが期限切れと考えると、「ホットペッパーお食事券を買ってみるか」、と言う事も考える。1,000円をムダにするのはもったいない。

しかし、筆者はホットペッパーグルメを利用したことはないのに、1,000円分のポイントが貰えるのはおかしな話だ。さらにキャンペーンにエントリーしたわけでもない。リクルートポイントの履歴を見ると、期間限定ポイントが失効してはまた付与、失効してはまた付与と繰り返されていることがわかる。

リクルートポイントの期間限定ポイント

これは、期間限定ポイントを付与してサービスを利用させるための広告だ。サービスを利用したことのないユーザ、利用率が低いユーザに期間限定ポイントを付与し、失効する前に焦って利用させるためのものだろう。楽天市場などの期間限定ポイントが数十ポイントあったとして、焦ってポイントを使おうとする方は注意したほうが良い。

購入予定だった商品に期間限定ポイントを充てる、そのサービスがおトクそうなので期間限定ポイントを使ってみるという場合は良い。しかし、焦って無駄なものを買うのであれば、潔く失効させた方が賢い選択だ。1,000ポイントを無駄にしたくないと思い、それ以上の出費が発生するのであればおトクとは言えない。勝手に付与された期間限定ポイントが失効したとしても、1円も損することはないのだ。

同じように期間限定ポイントを付与するサイトは他にもある。期間限定ポイントについてのメールが届いても、そのポイントを使うべきかを一度考えてみて欲しい。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター画像

菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

-コラム
-,

© 2024 ポイ探ニュース