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コンビニでは登録していないPASMOでも2%還元は受けられる ただし、他の加盟店では登録しなければポイント還元がないので注意

とうとう消費増税の日となった。政府によるキャッシュレス・消費者還元事業(ポイント還元制度)で、登録済みの中小・小規模事業者ではキャッシュレス決済で5%還元、フランチャイズ店では2%還元となる。

注意が必要なのがPASMOやSuicaだ。これらは、事前に専用サイトに登録しなければ対象とはならない。しかし、コンビニで利用した場合はコンビニが即時還元するため、2%還元の対象となる。おそらく、このあたりが難しいところだろう。

実際に、「PASMO(パスモ)キャッシュレスポイント還元サービス」に登録していないPASMOを使い、ファミリーマートで利用してみた。

コンビニで牛乳とカフェラテを購入。合計406円をキャッシュレスポイント還元サービスに登録していないPASMOで支払う。

「キャッシュレス還元」として8円が表示され、交通系マネー支払いとして398円と8円引かれた状態で支払いができている事がわかるだろう。

通常、キャッシュレス・消費者還元事業の還元を受けるには、PASMOをキャッシュレスポイント還元サービスに登録しなければ還元されないが、コンビニの場合は、コンビニが還元するためにこのような事が起きる。

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PASMO利用前の残高が2,699円。PASMO利用後の残高が2,301円となっているため、実際に引かれたのは398円となり、レシートとあっていることがわかるだろう。

「コンビニで還元されたから、PASMOを使っていれば安心」というわけではなく、その他の店舗で「PASMO(パスモ)キャッシュレスポイント還元サービス」に登録されていないPASMOを使った場合は5%の還元を受けられないので必ず登録するようにしよう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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