2019年4月より、セゾンPortalやUC Portalのアプリ会員が利用できるサービス「セゾンクラッセ」が開始した。セゾンクラッセは、カード利用金額などを元に毎月ランクが決定し、★が1~6までとなる。それぞれのランクに応じて、利用できる特典が変わり、★6の場合は永久不滅ポイントが2倍となる特典がある。
筆者が保有しているセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの場合、通常は国内で1,000円につき永久不滅ポイントが1.5ポイント、海外で2.0ポイント貯まるが、セゾンクラッセの★6の場合は国内で2.5ポイント、海外で3.0ポイント貯まる。
★5以下 | ★6 | |
国内利用 | 1,000円につき1.5ポイント | 1,000円につき2.5ポイント |
海外利用 | 1,000円につき2.0ポイント | 1,000円につき3.0ポイント |
筆者は、SAISON MILE CLUBに登録し、JALのマイルを貯めている。SAISON MILE CLUBに登録すると、月間利用額1,000円につき10マイル獲得でき、別途2,000円につき永久不滅ポイントが1ポイント獲得できる。セゾンクラッセの★6の場合は、マイルが2倍になるわけではなく、0.5%の永久不滅ポイントが貯まる事になる。
では、実際に付与されているポイントとマイルを確認してみよう。
2019年8月利用分について確認した。SAISON MILE CLUBは、複数の永久不滅ポイント対象カードのショッピング利用金額は合算されてマイルが付与される。ただし、発行会社の異なるカードやANAのマイルなどが貯まるカードなどは合算対象外となる。具体的には以下のカードは合算されない。
- みずほマイレージクラブ力ードセゾン
- みずほマイレージクラブ力ードセゾンSuica
- みずほセゾンプラチナ・アメリ力ン・エキスプレス・カード
- みずほマイレージクラブ力ード
- みずほマイレージクラブ力ード/ANA
- みずほマイレージクラブ力ードゴールド
- ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメリ力ン・エキスプレス・力ード
筆者が保有している永久不滅ポイント対象のクレジットカードはセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、三井ショッピングパークカード《セゾン》、TokyoMetroToMe CARDとなり、利用金額は以下の通りだ。それ以外のカードも保有しているが、8月の利用がなかったため除外している。
永久不滅ポイントが貯まるクレジットカード | 利用金額 |
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 283,110円 |
三井ショッピングパークカード《セゾン》 | 200円 |
TokyoMetroToMe CARD | 1,000円 |
合計 | 284,310円 |
JALのマイル付与条件は、合算金額に対する付与のため、284,310円に対して1,000円につき10マイル獲得できる。従って、2,840マイルの獲得だ。JALのサイトで確認すると獲得できているマイルが正しいことがわかる。
続いて、永久不滅ポイントを確認する。SAISON MILE CLUBに登録すると、マイルとは別に2,000円につき永久不滅ポイントが1ポイント貯まる。SAISON MILE CLUBの優遇ポイントについては、合算であるとは記述がない。従って、ボーナスポイントについては、個別にポイント付与される。理論的には合計141ポイントとなるはずだ。
永久不滅ポイントが貯まるクレジットカード | 利用金額 | 優遇ポイント(理論値) |
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 283,110円 | 141ポイント |
三井ショッピングパークカード《セゾン》 | 200円 | 0ポイント |
TokyoMetroToMe CARD | 1,000円 | 0ポイント |
合計 | 284,310円 | 141ポイント |
ネットアンサーでセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードのボーナスポイントを確認すると、獲得したポイントは283ポイントとなっている。
SAISON MILE CLUBのポイントに加え、セゾンクラッセのポイントが加算されているのだろう。セゾンクラッセは0.5%の永久不滅ポイントを獲得できるが、1%分の永久不滅ポイントは1,000円につき1ポイントのため、0.5%は2,000円につき1ポイントと言う事になる。従って、2,000円につき1ポイントの141ポイント×2=282ポイントを獲得できるはずだが、実際には上記の通り283ポイントとなっている。
永久不滅ポイントが貯まるクレジットカード | 利用金額 | 優遇ポイント(理論値) | セゾンクラッセ(理論値) | 理論値合計 |
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 283,110円 | 141ポイント | 141ポイント | 282ポイント |
三井ショッピングパークカード《セゾン》 | 200円 | 0ポイント | 0ポイント | 0ポイント |
TokyoMetroToMe CARD | 1,000円 | 0ポイント | 0ポイント | 0ポイント |
合計 | 284,310円 | 141ポイント | 141ポイント | 282ポイント |
おそらく、セゾンクラッセの2倍分(0.5%)とSAISON MILE CLUBの2,000円につき1ポイント(0.5%)は合算して1%のポイントとなるのではないだろうか。(2,000円につき1ポイント)×2ではなく、1,000円につき1ポイントの獲得となっているのだろう。
実際に、それぞれのカードのボーナスポイントを確認すると、以下のようになっている。
永久不滅ポイントが貯まるクレジットカード | 利用金額 | ボーナスポイント(実測値) |
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 283,110円 | 283ポイント |
三井ショッピングパークカード《セゾン》 | 200円 | 0ポイント |
TokyoMetroToMe CARD | 1,000円 | 1ポイント |
合計 | 284,310円 | 284ポイント |
TokyoMetroToMe CARDの場合でも1ポイント獲得できているため、計算としてはSAISON MILE CLUBの優遇ポイントとセゾンクラッセの2倍は、それぞれのカードで1,000円につき永久不滅ポイントが1ポイント貯まると言う事だ。
永久不滅ポイントは200ポイントで500マイルに交換できるため、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの場合、セゾンクラッセで★6になると、20万円を利用したときには2,000マイルに加えて、200ポイント=500マイルの合計2,500マイル獲得できる。JALのマイル還元率は1.25%と非常に高くなる。