ジェーシービーはNFC・EMVに準拠した非接触IC決済サービス「J/Speedy(ジェイスピーディー)」を開発したと発表した。
J/Speedy は、端末にかざすだけで、サインなしでスピーディにショッピングが可能なJCBブランドの決済サービスだ。NFC に準拠しているため国・地域を問わずに利用ができ、また、EMV に準拠しており、セキュリティレベルの高いIC取引が可能となっている。J/Speedyは、JCBブランドカードに搭載ができ、また、スマートフォンをはじめとする様々なデバイスへの適用も可能なため、カードレス取引による新たな決済シーンでの利用が期待できる。
ジェーシービーの非接触IC決済サービスへの取組みは、日本国内においてはFeliCaに準拠した 「QUICPay(クイックペイ)」を、台湾にて、同地限定で利用が可能なJ/Speedyカードを推進している。QUICPayと合わせて展開する新たなJ/Speedyは、台湾で推進中のJ/Speedyの仕様を、グローバル展開が可能な仕様へと更改したものとなる。
なお、2014年7月より、順次、本社所在地である表参道エリアを中心にJ/Speedyの実証実験を行う。まずはカードによる実験の後、2014年10月を目途にモバイルによる実験を追加する。両実験の結果を踏まえ、2015年中旬以降の本格発行を予定している。