コラム

Amazonは返品が簡単! しかし、返品された物がそのまま配送されている事もある?

2019年6月14日

ポイントを考えた場合は、Amazonよりも楽天市場やYahoo!ショッピングを利用した方がおトクだ。

筆者は、Amazonも良く利用するが、Amazonを利用する理由は安くて配送が早いだけでなく、返品が簡単である事も理由となっている。

2018年10月25日(木)からは、Amazonプライム会員向けに、試着できる「プライム・ワードローブ」も開始。8点までの服や靴などをまとめて取り寄せ、試着後に欲しい商品だけ購入するサービスとなる。購入しない商品は同梱されている着払い伝票で送り返すだけとなり、お店に行かなくても試着可能だ。

Amazon、プライム会員向けに試着して返品できる「プライム・ワードローブ」を開始

Amazonは、2018年10月25日(木)より、Amazonプライム会員向けサービス「プライム・ワードローブ」を開始した。 「プライム・ワードローブ」は、Amazon Fashionが提供する数千の ...

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プライム・ワードローブは試着サービスとなるが、Amazonは通常の家電製品などでも簡単に返品することができる。

しかし、最近は「新品」のはずが、封が開いる場合もあり、この返品が簡単である事が原因になっているのではないだろうか。

2018年後半に購入したサンワダイレクト ワイヤレスマウスは、到着した時点でパッケージがあいていて、適当に詰め直したような商品が届いた。動作するのであれば良いのだが、電池を入れても動かない。返品された商品をそのまま配送したものではないだろうか。商品を詰める前にわかりそうな物だが。

すぐに返品処理を行った。Amazonの購入履歴から返品したい商品を見つけ、「商品の返品」をクリック。返品する商品にチェックを入れて、返品する理由を入力するだけだ。同じマウスは買いたくないので、今回は返金処理にした。

返送すると、購入したときのAmazonギフト券などが戻ってくる。結局、別のマウスを購入し、現在はそちらを利用している。

最近購入したのがストローキャップだが、こちらも中身を開けたような跡がある。閉じているはずのビニールが開いていた。

ケースの部分も本来であればハマっているはずの所からずれている。

今回のストローキャップは使おうと思えば使える。しかし、口につける物と考えると、やはり返品したいところだ。

こちらも前回と同じように返品手続きを行ったが、今回は金額も安いためか返送する必要がないと言うメッセージが表示された。返品の理由、商品の金額と返送する送料(基本的には着払い)、Amazonの販売なのかマーケットプレイスでの販売なのか、消費者の手間などを瞬時に計算して表示される結果だと思われる。

購入した同じ商品が送られてくるとのこと。返品手続きした翌日に同じ商品が到着。今回はケースもきっちり収まっている。

今回のように不具合のある商品を返送しない場合は、故障などの商品も流通しないのだが、返送された場合の管理体制が甘く、再度新品の商品として販売される可能性が高そうだ。

実際、「Amazon 返品詐欺」などで検索すると、Amazonで高価な物を購入し、安価な物に詰め直して返品する詐欺も多くあるようだ。中身が入れ替わった「返品」商品を購入した人が販売店に低評価をつけ、店舗側も迷惑していると言う内容だ。2018年に購入したマウスも、もしかしたら販売店の知らないところで入れ替えられていた可能性もある。

筆者がAmazonのアカウントを作成してから、これまで購入した商品数を調べてみると2008年から3,763件の注文があった。このうち不具合があったのは2件。たまたま最近2件が1年内に重なっただけなのかもしれないが、2017年までは一度もこのような事はなかった。

返品しやすいために起こる問題で、Amazonでの購入時には、Amazonが販売している商品以外は、店舗側による発送の方が安心なのかもしれない。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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