iPhone 7からiPhone XSへの機種変更
先日、iPhone 7をiPhone XSに変更した。変更した理由は、iPhone 7を落として、ほとんどの機能は動作するが1つだけ動作しなくなった機能があったためだ。
動作しなくなったのはApple PayでSuicaやiD、QUICPayなどの機能だ。iPhone 7を持っている理由は、Apple Payを試すためであり、この機能が使えないとなるとiPhone 7を持っている意味もなくなってしまう。
さらに、メルペイはApple Payを利用する事になるため、この機能も試すことができない。
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修理する事も考えたが、iPhone 8以降はWALLETアプリに12枚までカードを登録できると言う事もあり、iPhone 7から変更する事にした。
筆者はドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、LINEモバイル、ワイモバイルの6つ保有しているが、ドコモはXPERIA XZ2 Premium(SO-04K)、auとソフトバンクがiPhone 7となっていた。
今回故障したiPhone 7はソフトバンクのもので、こちらをiPhone XSに変更したという流れとなる。
d払いのログインで「FES1003」エラー
iTunesでバックアップから復元し、後は全てのアカウントでログインすればiPhone XSに切替が完了する。
コード決済などのログインをしていたが、d払いのログイン時に「ただいまご利用になれません。恐れ入りますが、しばらくしてからご利用下さい。FES1003」というメッセージが表示された。
「OK」ボタンを押すと、「認証に失敗いたしました。再度ログインして下さい。spモード契約者の方は、Wi-FiをOFFにしていただき、モバイルネットワーク(spモード)に接続してからログインして下さい」とのメッセージが表示される。
色々検索してみたが、解決方法が見当たらない。
d払いのログインで「FES1003」エラーの回避方法 ドコモ回線で利用
ドコモに確認してみたところ、ドコモ回線を利用しているアカウントの場合、ドコモ回線の端末からログインしなければならないとのことだ。
筆者の場合は、ドコモ回線を利用しているXPERIA XZ2 Premium(SO-04K)でd払いのアプリを利用すればログインできるようになるが、ソフトバンク回線やau回線の端末では利用できなくなっていると言う事となる。
実際に、XPERIA XZ2 Premium(SO-04K)でログインしてみたところ、Wi-FiをOFFにする事で無事にログインする事ができた。
もちろん、ドコモ回線以外を利用しているdアカウントの場合は、回線認証はされないため、普通にログインが可能だ。ドコモの回線を辞めると、dアカウントから情報が削除されるため、他の端末でd払いの利用は可能となる。
なお、dアカウントを複数保有し、ドコモ回線以外のdアカウントを保有している場合は、ソフトバンク回線でもau回線でもFES1003のエラーが出ずにログインが可能となっている。
d払いのログインで「FES1003」エラーの回避方法 テザリングは?
ドコモの回線からアクセスすれば良いのかと考え、ドコモの回線を利用しているXPERIA XZ2 Premium(SO-04K)でテザリング。
ソフトバンクのiPhone XSでWi-Fiでつなぎ、d払いにログインしてみた。
やはりこれでもFES1003のエラーがでて、ログインできなかった。
d払いのログインで「FES1003」エラーの回避方法 SIM交換は?
続いて、XPERIA XZ2 Premium(SO-04K)のSIMを抜いて、iPhone XSにさして起動。新しいiPhone XSはSIMフリーの端末のため、そのまま利用できるはずだ。
iPhone XSの設定を確認したところ、「NTT DOCOMO」と表示があるため、回線も正常に認識されている。
この状態で、Wi-FiをOFFにして、d払いのログインを実行してみた所、正常に動作した。
続いて、iPhone XSのSIMをソフトバンクのSIMに差し替える。一度、認証が通っているため、d払いアプリはそのまま使えるのではないかと考えた。
ソフトバンク回線になっている事を確認し、d払いのアプリを起動してみたところ、正常に起動することができた。
一度、認証が通ればドコモ回線を利用していた場合でも、他社回線の端末でd払いを利用できる。
ただし、セッションが切れて、ログインが必要になった場合は、再度SIMを交換してログインし直さなければならない。どのくらいでセッションが切れるのか、アプリの更新時にセッションが維持されるのかが不明で、そのままドコモ回線でd払いした方が良さそうだ。
FES1003のエラーメッセージはいつから?
なお、FES1003のエラーが表示されるようになったのは2019年1月22日(火)からとのこと。
dポイントカードのアプリなどではエラーメッセージが表示されないが、d払いは決済サービスとなるため、セキュリティの強化として回線確認が入った。
コード決済は全て同じ端末にまとめたかったのだが、仕様変更で使いにくくなってしまった。セキュリティも重要だが、セキュリティをガチガチにすると使いにくいサービスとなり、結果として普及しなくなる可能性もある。