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鹿島神宮の大寒禊(だいかんみそぎ)に参加してきた! 鹿島神宮カード会員向けに特別参加枠が用意

大寒とは?

2019年1月20日(日)は大寒だ。

大寒とは、小学館の「デジタル大辞泉」によると、「二十四節気の一。1月20日ごろ。このころ、寒さが一年のうちで最も厳しい」とある。

この大寒には日本各地で行事が行われる。富山県上市町の大岩山日石寺では滝修行が行われた。高さ6メートルの滝に打たれることで欲や煩悩を洗い落とすと言われており、テレビのニュースなどで見た人も多いのではないだろうか。

鹿島神宮の大寒禊(だいかんみそぎ)とは?

茨城県鹿嶋市の鹿島神宮では、大寒に神職潔斎の池である御手洗(みたらし)池で身を清める「大寒禊」が行われる。男性は白いふんどし、女性は白装束に身を包み、大祓詞(おおはらえのことば)を読み上げる。

御手洗池とは1日に40万リットル以上の湧き水があり、水底が一面見渡せるほど澄み渡った池となる。池の立て札には「大人小人によらず水位が乳を超えないという伝説により七不思議の一つに数えられている」とある。夏にはザリガニなども池底に見ることもできる。

大寒禊は11月に受付を開始するが、すぐに定員に達してしまう行事だ。参加者に話を聞いてみると、「去年は申し込みができなかった」という人も多く、連続で参加するのはなかなか大変なようだ。

この大寒禊の参加枠に、鹿島神宮カード会員向けの特別枠が用意されており、抽選で20名が参加可能となっている。鹿島神宮カード会員には事前にはがきで通知がある。

鹿島神宮カード会員向けwebサイトから会員番号や氏名などを入力することで申込可能だ。

平成最後の大寒禊のスケジュールは?

筆者も鹿島神宮カードを保有しており、この大寒禊キャンペーンに申し込み、見事当選したので参加することにした。

2019年1月20日(日)8:00~8:50に受付を行う。通常の駐車場ではなく、禊参加者向けの駐車場が用意されている。

鹿島神宮近くにある「新仲家」で受付を済ませる。以前参加した竜王戦の前夜祭会場だ。

鹿島神宮カード会員向け竜王戦の前夜祭に参加してきた 「竜王戦」当日のツアーも

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参加費は3,000円。なお、3,000円の中には禊終了後の昼食代も含まれている。

受付隣には男性向けの白ふんどし、白はちまきのセットが1,000円で販売されており、白いタオルも1,000円で販売されている。なお、女性向けの白衣、白襦袢、腰紐については販売されていないため、各自用意しなければならない。

持ち物 販売
男性 白ふんどし、白はちまき、白タオル 1,000円
白タオル 1,000円
草履(サンダル)など ×
女性 白衣、白襦袢、腰紐、白はちまき ×
白タオル 1,000円
草履(サンダル)など ×

受付後は2階で着替えを済ませ、3階に移動する。ふんどし姿になるのは御手洗池の直前となるため、服を着ているので寒くはない。

9:00頃から禊の説明が行われる。体調不良などの場合はここで辞めると伝えよう。今回は204名の申し込みがあり、約120名が経験者、約80名が新規申込者とのこと。最年少は8歳、最年長は77歳と幅広い年齢の方が参加した。なお、地元の方ばかりでなく、岩手県や兵庫県から参加など、日本各地から参加している。説明の後は、御手洗池に入る前と入った後に行われる「鳥船(とりふね)の行」を練習する。

9:20頃から鹿島神宮の拝殿に移動し、9:30頃から参拝を行う。草履やサンダルが持ち物として書かれているのは、御手洗池で裸足になりやすいためとなるが、個人的には脱いだりしやすい靴の方が良いと感じた。拝殿から御手洗池まではそこそこ距離もあり、さらに禊が終わった後の足はかじかんでいるため、足を保護するためにも靴の方が良いと思う。

さらに御手洗池まで移動し、ここで初めてコートや服を脱ぐ。

ルートとしては、1(新仲家)⇒2(拝殿)⇒3(御手洗池)という順序だ。

10:00~11:00の間が禊となり、終了後は着替えてから新仲家に向かう。11:30頃から新仲家で講話があり、何人かの参加者がコメントを求められる。豚汁とカレーを食べて、修了証をもらえば終了だ。全て終了するのは13:00頃だろうか。

大寒禊に参加した感想

今回、「ふんどし」自体はじめてで、付け方すらわからない。参加者に聞くと丁寧に教えてくれた。

御手洗池に行き、服を脱いで白いふんどし、白いはちまき姿になるが、気温は8~9度程度で、それほど寒さは感じなかった。ただし、池の場所は日陰となるため、風があったりするとかなり寒さを感じるだろう。

一番辛いのが裸足での移動だ。日陰で水を含んだ土の上は非常に冷たい。それでも去年の参加者によると、今年はましだとのこと。大寒禊の公式webサイトにも小雨決行と書かれており、去年は小雨だったとのこと。裸足が本当にきつかったようだ。かけ声と共に「鳥船の行」を行い、身体をほぐす。

身体をほぐし終わったら、二手に分かれて池に入っていく。池に入るときに「エイッ」とかけ声をかける。200人全員が池に入るのにはかなり時間がかかるため、最初と最後では5分以上池に入っている時間が違うだろう。

湧き水のためか、水温は11~12度程度とのことで、それほど辛さはない。肩までつかり、大祓詞(おおはらえのことば)を読み上げる。なお、事前に紙をもらっているため、読むことはできるが、説明会の時には読まなくても大丈夫と言われている。

池から出るときも二手に分かれて出るが、こちらも最初と最後では5分以上違うはずだ。

身体が冷え切っている状態で冷たい土の上での2回目の「鳥船の行」が本当に厳しい。

禊ぎが終わって、着替え前にはお湯が張られた樽で足を洗い、暖かいタオルで身体を拭くのが至福の時となる。

急いで着替え、暖かい格好になったところで、一気に震えが来る。終わったタイミングではなく、着替えて寒さがなくなったはずだが、手足の震えが止まらない。売店で豚汁を買ったが震えて食べるのが本当に大変だった。


禊の終了後、懇親会で「来年も参加します」と言う人がほとんどだった。筆者は来年どうするかは今決めることはできない…。

何度も書くが、鹿島神宮カードはおトクではない。しかし、参加できるイベントのレベルが高く、通常では申し込めないようなイベントが用意されているのが特徴だ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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