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アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードのフリー・ステイ・ギフトは差額を支払えばアップグレードなども可能

筆者はアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードとアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの2枚のカードを保有している。

プラチナ・カードを保有する前にビジネス・プラチナ・カードを保有していたが、申込時は特典はほとんど変わらないと言うことだった。ただし、実際に保有してみると、カードメニューの一覧でも多くの違いがあることがわかり、どちらも保有し続けることになってしまった。

例えば、プラチナ・カードの特典等を確認できる「プラチナ・ウェブ」はアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードのIDでは利用できない。

また、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの場合はクラブオフを利用できるが、プラチナ・カードの場合はクラブオフの利用ができないなど、微妙な違いがある。

ただし、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードとプラチナ・カードでは、どちらも1年に1回、無料で指定されているホテルでの宿泊特典「フリー・ステイ・ギフト」が付いているのは同じだ。

フリー・ステイ・ギフトは、有効期限は1年間で、ホテルオークラ、ホテル日航、ヒルトン、ハイアット リージェンシー、プリンスホテル、ロイヤルパーク ホテルが対象となり、対象ホテルでも条件が異なる。

土曜・休前日は対象外のホテルや、それ以外でも除外日が多く設定されているホテルも多いが、中にはホテル日航姫路のように除外日無しというホテルもある。

今回はアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードのフリー・ステイ・ギフトを使い、「ヒルトン小田原リゾート&スパ」に宿泊することにした。

フリー・ステイ・ギフトの予約方法は、直接ホテルやホテルの予約センターに電話する。コンシェルジュデスクではないので注意しよう。

アメリカン・エキスプレスのフリー・ステイ・ギフトを使いたいと言えば対応してくれる。基本的には『「フリー・ステイ・ギフト」対象ホテル一覧』に書かれている、「お部屋タイプ」の部屋の予約となるが、筆者のように小学生以上の子供がいる場合は差額のエクストラベッド代を支払うなどで対応してもらうことも可能だ。

また、ヒルトン小田原リゾート&スパの場合は「ヒルトンスーペリアツインルーム」が基本となるが、差額を支払って「和洋室デラックス」にアップグレードすることにした。ホテルによっては追加料金で部屋のアップグレードも可能な場合もあるため、問い合わせてみるのも良いだろう。

「フリー・ステイ・ギフト」は無料宿泊券だが、実際には夕食・朝食などの負担がある。また、今回のようにエクストラベッドやアップグレード、食事などを合わせると4~5万円程度の出費となる。

完全無料で宿泊できるわけではないが、年に1回リフレッシュできるのは良い特典だ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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