2018年3月13日(火)よりマクドナルドの加盟店でNFC決済が可能となった。ニュースリリースで気になった点は、サービス名が表示されていなかった点だ。例えば、3月1日(木)に発表された三井住友カードの「SMBCデビット」発行についてのニュースリリースでは『「iD」および「Visa payWave」の2類の非接触IC決済サービスを…』とある。
しかし、今回のニュースリリースでは、Visa payWaveやMastercardコンタクトレス、J/Speedy、ExpressPayなどの名称が入っていなかった。
記事にする際には、それぞれの名称も記載した方がわかりやすいため、記述することにした。
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マクドナルド、Visa payWaveなどのNFC決済を開始
マクドナルドは、2018年3月13日(火)より、全国約2,900店舗でNFCによる非接触決済サービスの取り扱いを開始すると発表した。 マクドナルド店舗では、iDやQUICPay+、WAON、楽天Edy ...
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念のため、サービス名を確認したがJCBのサイトで「J/Speedy」が消えている。なんと「JCB Contactless」に変わっていたのだ。また、Visa payWaveのページでは「Visaのタッチ決済」に、アメリカン・エキスプレスのExpressPayは「American Express Contactless」と言う具合だ。
「コンタクトレス(Contactless)」が基本となり、マクドナルドのニュースリリースを見ても、「CONTACTLESS」にVisaやMastercard、JCB、American Expressが囲まれていることがわかる。
気になったため、JCBにJ/SpeedyからJCB Contactlessに名称を変更した理由を聞いてみた。
- なぜサービス名称を変えたのか?
『非接触を磁気、接触に並ぶブランドの決済インターフェースの1つとして推進するにあたり、 別プロダクトと誤認されることを避けるためです。』
-業界全体で「コンタクトレス」になっているが?
『特に業界全体で決めたわけではありません。』
わかったようなわからないような感じだが…。
ではマクドナルドでNFCによる非接触決済する場合はどうすれば良いのだろうか。NFCの場合は、「JCBで」や「Visaで」または「JCB Contactlessで」や「Mastercardコンタクトレスで」と伝え、決済端末にカードをタッチすれば支払うことができる。
現時点で、NFC(JCB ContactlessやMastercardコンタクトレスなど)に対応したクレジットカードは少なく、基本的にはiPhone 7以降またはApple Watch Series 2以降のApple Payでの支払いが多くなるだろう。ただ、せっかくApple Payを利用したときに「QUICPayで」や「iDで」と慣れてきたタイミングで、NFCによる決済サービスが開始したというのは利用者や店員さんがさらに混乱するのではないだろうか。