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ラグジュアリーカードで新生ステップアッププログラムを「新生プラチナ」にしてみた 新生プラチナのメリットとは?

2017年4月8日

新生プラチナとは?

新生銀行には新生ステップアッププログラムという取引に応じて、新生スタンダード、新生ゴールド、新生プラチナとランクが上がる仕組みがある。

この新生プラチナになる最大のメリットは、他行宛の振込手数料無料回数が増えることだ。

新生スタンダードで月1回、新生ゴールドで月5回、新生プラチナの場合は月10回まで他行宛の振込手数料が無料となる。

また、外貨の為替手数料が大きく異なり、新生スタンダードの場合は1米ドル当たり片道15銭、新生ゴールドでは9銭、新生プラチナでは7銭と、新生スタンダードの半分の手数料でドルから円、円からドルへの取引が可能となる。

定期預金や外貨定期預金の金利もアップし、円定期預金金利は、新生ゴールドで0.015%、新生プラチナで0.020%アップ。米ドルの1年もの定期預金では新生ゴールドで0.02%、新生プラチナで0.05%アップする。

なお、新生プラチナの場合は、海外送金手数料の4,000円も、月1回だけだが無料となる特典や、新生銀行を利用する際に、支店近隣の契約駐車場が無料となるサービスも受けられる。

新生プラチナになるには?

通常、新生プラチナになるには、預入の総資産の月間平均残高が2,000万円以上、または、外貨預金などの投資商品の月間平均残高が300万円以上、またはパワースマート住宅ローンの利用者のみが対象となっている。

この条件に、新たにラグジュアリーカードの引き落とし口座に新生銀行を登録し、引き落とし金額が1円以上あると新生プラチナになる特典が追加された。

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新生プラチナになった

早速、ラグジュアリーカードの引き落とし口座を新生銀行に設定し、ラグジュアリーカードを数ヶ月使ってみた。

新生パワーダイレクトにログインすると、「お客さまの今月のステージ」として「新生プラチナ」と表示されるようになっている。

また、振込・振替を確認すると、他行送金手数料、今月の残りの実質無料回数が10回にアップ。新生プラチナのサービスを受けられていることが確認できた。

プレスティアゴールドや住信SBIネット銀行との違いは?

筆者はプレスティア(旧シティバンク銀行)の口座も保有しており、プレスティアゴールド(旧シティ ゴールド)となっている。プレスティアゴールドの場合も他行宛の振込は無料となり、回数制限も特に設けられていない。

それであれば、新生銀行で2,000万円以上預けて新生プラチナになるよりも、プレスティアに1,000万円以上を入金してプレスティアゴールドを維持したほうがメリットは大きいだろう。

ただし、新生銀行の場合は、振込時に依頼人情報を追加することが可能だ。例えば、名前の後に会員番号を入力してください、というような振込指定がある場合、依頼人の前や後を選択して追記することが可能となっている。プレスティアオンラインの場合、この依頼人名を変更できないため、意外と新生銀行での振込も役に立つ。

しかし、依頼人名を変更するのであれば、住信SBIネット銀行でSBIゴールドカードを保有するのがおススメだ。

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住信SBIネット銀行の場合は、振込人名も変更でき、定期振込にも対応している。ランク2の条件も2017年5月以降は総預金残高が30万円以上と緩和されれ、ランクが2つアップするSBIゴールドカードの年会費も2,500円(税抜)。

30万円以上預けておき、SBIゴールドカードを保有し、住信SBIネット銀行を引き落とし口座に指定するだけでランク4、つまり他行宛の振込無料回数が15回になるということだ。


ラグジュアリーカードを保有しているのであれば、新生銀行の口座を作り、新生プラチナとした方が良いだろう。しかし、新生プラチナの特典のためにラグジュアリーカードを申込むほどの特典はないと思われる。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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