年明け早々衝撃的なニュースが飛び込んできた。
JALカード TOKYU POINT ClubQ、PASMOオートチャージサービスでマイル積算が終了だ。
JALカード ショッピングマイル・プレミアムに入会しているとPASMOオートチャージ100円ごとに1マイル積算されていたが、2017年4月1日(土)から200円ごとに1東急ポイント(TOKYU POINT)付与に変更となる。
筆者はメインのクレジットカードとしてJALカード TOKYU POINT ClubQ(以下JAL東急カード)、メインの電子マネーとして紐づけしたPASMOを利用しJALマイルを積算していたので、このルール改定は見逃すことが出来ない。
マイル付与率が2017年4月から1/4に
筆者は2016年に210,000円のPASMOオートチャージを行っていた。
2017年3月末まで | 2017年4月以降 | |
JALマイル | 2,100マイル | ─ |
東急ポイント | ─ | 1,050ポイント |
東急ポイントは、2ポイントでJAL 1マイルに交換できるため、交換するとJAL 525マイルとなる。
つまり、2017年4月以降は今までの25%しかマイルが得られなくなる。
別カードに切り替えを検討
筆者はサブとして「アトレビューSuicaカード」を利用している。また、JALカードにも「JALカードSuica」という、Viewカード提携のものもある。
そこで東急とViewカードの組み合わせで、どのようにポイントが変化していくのかをシミュレーションする。
カード比較で確認するポイント
確認の際は、カードを変更することでポイント付与や交換ルートに変化がある個所に焦点を当てよう。
筆者の場合、東急グループでの買物が年間310,000円であった。現金用カード、JMB機能付きカード、JAL東急カードという選択肢があり、JAL東急カードはショッピングマイル・プレミアムで年会費と付与マイルが変化する。
カードパターン | JALマイル | 東急ポイント | 年会費 |
現金カード | 0マイル | 1,160ポイント | 0円 |
JMB機能付き東急カード | 0マイル | 6,300ポイント | 1,080円 |
JAL東急カード | 1,564マイル | 3,178ポイント | 2,160円 |
JAL東急カード+ショッピングマイル・プレミアム | 3,127マイル | 3,178ポイント | 5,400円 |
更に、現金カード以外は2東急ポイントが1 JALマイルに交換可能である。
アトレビューSuicaカードの場合、現金カードであるJRE POINTカードにするとビューサンクスポイントの付与がなくなり、アトレの決済でのJREポイント付与率が変わる。アトレで年間24,000円買物をした実績からシミュレーションを行うと下記の通りになる。
カードパターン | JREポイント | ビューサンクスポイント | 年会費 |
JRE POINTカード | 622ポイント | 0ポイント | 0円 |
アトレビューSuicaカード | 1,763ポイント | 46ポイント | 515円 |
カード比較は単位を合わせて
ここまでの表には、JALマイルやビューサンクスポイントといった1ポイント=1円ではないポイントが入っている。これを、最終的なポイントの使い道から1ポイントあたりの価値を算出し、同一の単位に統一することで初めて、カードの価値を比較することが出来る。
その後、ショッピングマイル・プレミアムについてJAL東急のみ・JALカードSuicaのみ・2枚とも加入の3パターンでの比較を行い、下記の通りの組み合わせに変更することに決めた。
- JALカード TOKYU POINT ClubQ CLUB-Aカード+ショッピングマイル・プレミアム(CLUB-Aゴールドから変更)
- JALカードSuica+ショッピングマイル・プレミアム(新規)
- JRE POINTカード(アトレビューSuicaカード解約)
電子マネーの利用ルール
合わせて、新ポイント付与率を計算して比較して電子マネーの優先順位も変更した。
電子マネー利用時は、200円以上の決済はWAON、200円以下の決済やWAONが利用できない場合はSuicaを利用することとする。
当初、ToKoPoが付与される都バスや都営地下鉄、ポイントサービスの多い東急電鉄利用の際はPASMOを利用した方が良いのではと思っていたが、チャージ時でのポイント付与の差が大きく、Suica利用に分があった。
今回のポイント付与ルール変更により、筆者はカード3枚の切り替えと、電子マネーの使い方を大きく変えることとなる。
該当カード所持者は、得られるポイントにどのような変化があるか、是非確認を行ってほしい。