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ローソンでLINE Pay「コード」決済してみた LINEポイントなし、デジタルPontaカードとの相性イマイチなど問題点も

2017年1月24日(火)より、全国のローソンでLINE Payの「コード」決済が可能となった。そこで、LINE Payでの決済を実際に行ってみたので紹介したい。

LINE Payコード決済とは? LINE Payカードとどう違うの?

LINE Payコード決済とは、LINE Payを起動して「コード」メニューをタップする。パスワードを入力すると、バーコードとQRコードが表示され、レジでバーコードを読み取ってもらうことで支払うことができる決済方法だ。

LINE Payコード決済もLINE Payカードでの決済も、LINE Pay残高の範囲内で支払うことが可能という点では同じとなるが、LINE Payカードは物理的なカードが必要だが、LINE Payコードの場合はスマートフォンに表示されたバーコードのみで決済できるため、物理的なカードは必要ない。

注意点としては、LINE Payカードでの決済時には2%のLINEポイントを獲得できるが、LINE Payコード決済の場合はポイント獲得はできない点だろう。ポイントを考えると、LINE Payカードで決済するほうがおトクとなる。

LINE Payコード LINE Payカード
決済方法 スマートフォンに表示されたバーコード 物理的なカード
ポイント なし 2%のLINEポイント

LINE Payコード決済の方法は?

LINEを起動し、その他のメニューから「LINE Pay」を起動。「コード」をタップし、パスワードを入力する。

バーコードとQRコードが表示され、画面下に「更新 ○:○○」とカウントダウンが始まる。このバーコードの有効な時間が表示されているということだ。

レジでは、「LINE Payで」と伝えて、バーコードを提示するとスキャンしてもらえる。スキャンされると、LINE Payから通知が来る。

LINE Payにアクセスすると「決済完了」と表示があり、「決済履歴」に「株式会社ローソン(コード決済)」と表示されている。

LINE Payコード決済の問題点は?

同じLINE Pay残高内の決済にも関わらず、LINE Payカードの場合は2%ものLINEポイントを獲得できるが、LINE Payコード決済の場合はポイントを獲得することができない。

また、LINE Payコード決済はデジタルPontaカードとの相性が悪いのも微妙なところだ。まず、アプリを操作しデジタルPontaカードを提示する。次に、LINE Payを起動し、コードを表示するためにパスワードを入力してバーコードを提示する。スマートフォン1台でポイントカード提示から決済まで可能だが、正直決済スピードとしては遅い。

結局、LINE Payコード決済のために、プラスチックのPontaカードを用意した方が早く、それであればデジタルPontaカードを提示し、プラスチックのLINE Payカードでの決済のほうがLINEポイントを獲得できるため良いだろう。


LINE PayにデジタルPontaカード機能が搭載され、2つのバーコードが表示されるようになれば便利になるが、現時点ではデジタルPontaカード+LINE Payカードのほうがおトク度としても決済スピードとしてもおススメだ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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