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クレジットカードで国税払いはおトク? おトクに国税を支払ってポイントを貯めよう!

今年もあと1か月したら、確定申告の時期がくる。2017年1月4日(水)から国税の支払いもクレジットカード払いができるようになり、今回の確定申告から対象となる。しかし、全てにおいて、カード払いで納付することがベストではない。

そこで、今回は2017年からのおトクな国税の支払方法について紹介する。

1.nanacoで納付したほうがベストなケース

従来から、コンビニ払いのできる納付書であれば、国税であってもnanacoで納付することはできた。

nanacoで従来通り支払うことをベストなケースとしては、一度に納付する金額が、つまり1枚の納付書に記載されている金額が15万円以下のケースである。なぜならば、nanacoで支払った場合、手数料がかからないからである。つまり、納付書の金額だけの金額を支払えばよいからだ。

nanacoの場合、納付書の金額が15万円以下であれば、1枚のnanacoで支払うことが可能だ。nanacoネットでセンター預かり分として5万円をチャージする。次に、セブン銀行のATMなどで残高照会し、さらにnanacoネットで5万円をセンター預かり分としてチャージすると10万円のチャージが可能となる。

10万円までチャージした翌日に、セブン-イレブンで15万円以下の納付書を支払いに行こう。5万円を支払った後に、レジで残高照会してもらう。この時、nanacoには5万円の電子マネー残高となっているはずだ。その時に、スマートフォンでnanacoネットで5万円をセンター預かり分としてチャージする。これで、また10万円チャージされたnanacoになっている。

これを繰り返すと、30万円以下の納付書であれば支払えるように思えるが、1日のチャージ回数制限が3回、1回のチャージ限度額が2万9000円のため、最大で17万9000円の支払いが可能となる。もちろん、午前0時直前からチャージし始めれば、25万円までの支払いは可能となるが、スムーズにできなければ支払いできないため、やはり15万円以下が妥当な金額だろう。

従来でも、15万円以上の納付書の場合には、複数枚のnanacoとそれらのnanacoに紐づけるための複数枚のクレジットカードがあれば、コンビニ払いでもすることはできたが、その場合、ポイントの収集の面において分散されてしまうため、非効率的であった。

2.クレジットカード払いのほうがベストなケース

クレジットカードでは、納付をする際に手数料が別途かかる。そのため、1枚のnanacoで納付しにくい金額、つまり最低でも納付書の金額が15万円以上、1回に支払う複数の国税の金額が20万円以上の場合にクレジットカード払いにすることをオススメする。

その場合、クレジットカードの種類が問題となってくる。と言うのも、クレジットカードによってポイントの還元率が違うからだ。

現時点においては、誕生日月の場合には、ポイント還元率が2.5%となるライフカードで納付することをオススメする。それ以外の月については、年間50万円以上使うカードで支払うカードの場合にはポイント還元率が1.5%のREX CARDがオススメだ。年間50万円未満しか使わない場合には、還元率が1.25%のREX CARD Liteの方が良いだろう。

これら2種類のカードでは、ポイントを貯めれば、直接支払金額を減らすことができる。それ以外にも、もしキャンペーンで還元率が高くなる等場合には、そのカードでの納付も検討したほうがよいだろう。

3.確定申告をする日程や場所に注意!

直接出向いて確定申告をする際、税務署以外に市区町村役場でも行うことができる。また、税務署や市区町村役場では日曜日にも確定申告を実施している場合がある。

コンビニ払いの納付書を希望する場合には、平日で税務署での確定申告をオススメする。市役所や日曜日の税務署の場合、コンビニ払いの納付書の発行を実施していなかったからだ。

そのため、直接出向いて確定申告をする場合には日程や場所に注意をする必要がある。


今回はnanacoやクレジットカードでの国税の納付方法を紹介した。使い方次第で、大きな目で見れば、大きく支払額が変わるので、是非とも色々検討しておトクに支払ってほしい。

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kagayakuko

小学生のころからポイントを収集。当時集めていたポイント…サンリオショップ(4店舗)、マクドナルド(4店舗) 高校生になってからはクラブ・オンカード、大学生になってからは小田急百貨店、京王百貨店、メトロポリタンプラザ(現:ルミネ池袋)、ビックカメラ、さくらや、マツモトキヨシの現金専用のポイントカードを所有。 2005年から2010年までの間に在籍していた大手クレジットカード会社の子会社(グループ再編により現在は閉鎖)にて、クレジットカードを所有しはじめ、クレジットカードのポイントやポイントサイトのポイントも収集するようになる。 社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー(2級、AFP)、日商簿記2級、ビジネス実務法務検定2級等多数の資格を所有。

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