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「君の名は。」の舞台にもなった自然あふれる飛騨地方をおトクに巡ろう! 都区内から乗車券を買わないのがポイント!

映画『君の名は。』の舞台になった飛騨や駅舎が新しくなった高山といった…今、飛騨地方が熱い。一度、飛騨地方を訪れたいと思っている人もいるのでないだろうか?

筆者も以前、JR高山本線で飛騨高山に行ったことがある。筆者が行った時期は6月で新緑がきれいな時期であったが、とりわけ富山から飛騨地方に行く途中の車内から見える風景は絶景だった。

そこで、今回はおトクにJR高山本線で飛騨地方を巡る方法を紹介する。

1.乗車券編

飛騨古川東京(都区内)から高山、飛騨市の中心駅である飛騨古川に行く場合についてのおトクな乗車券については以下の2種類がある。

  • 往復割引
  • 一筆書き

なぜ、都区内から飛騨地方にJRで行く際に、おトクな2種類の方法があるのかを以下で説明する。

まず、東京(都区内)から高山、飛騨市の中心駅である飛騨古川に行く場合に、はそれぞれ500キロ台で、片道が8,960円(消費税8%時)である。この場合、片道が100キロは超えているので、名古屋、岐阜、高山と言った途中駅では途中下車しても同じ乗車券で乗車することができる。

しかし、片道が600キロ以上となると、往復で買えば乗車券が1割引の金額になる「往復割引」が適用されるため、上記の場合には片道が600キロ以上に調整して乗車券を購入するほうがおトクである。

さるぼぼ具体的には、乗車券の買い方を都区内から名古屋、岐阜を経由した飛騨古川駅までの乗車券を購入するのではなく、乗車の出発駅を川口、戸田公園、松戸、吉祥寺、市川、新浦安のといった区内から1駅ないしは2駅外れた上記の駅から郊外の各駅から猪谷までの600キロの区間で往復購入する。そうした場合、乗車券の片道料金が8,640円(消費税8%時)となり、都区内?飛騨古川よりも安くなる。また、都区内より郊外の駅から購入することで、前進していれば都区内区間でも途中下車をしても同じ乗車券を使うことができるので、利便性がより高くなる。

「一筆書き」の乗車券についてである。上記の600キロ以上の乗車券において到着駅を猪谷駅にしているが、猪谷駅というと富山県の駅となっており、富山駅から普通電車で1時間ぐらいの場所である。それ以外にも、JRの飛騨地方のポスターを見ていると、富山から特急ひだ号でのルートが書かれている。

以前の「日本の美は北陸周辺にもある ?乗車券編?」の「1.北陸と高山を一度に旅行にするには…?」において、おトクに飛騨地方を巡る旅について紹介したように、実際に、以前、筆者が行った際には富山から高山本線を使い、高山まで行き、そこから名古屋、都区内に行くと言ういわゆる「一筆書き」の乗車券で行った。この一筆書きは同じルートを通らず、前進をしていれば、全ての距離を通算して1枚の乗車券で旅行ができるものである。飛騨地方は北陸新幹線と東海道新幹線の間にあるため、往復をしない一筆書きの旅をすることができる。

2.特急券編

特急ひだ飛騨地方に行く際には名古屋または岐阜か富山から特急ひだ号に乗ることをオススメする。普通電車の場合、かなりの時間を要し、岐阜や富山から行く場合、乗り換えが必要となるからだ。

東海道新幹線と高山本線の特急ひだ号を乗車する場合には高山本線の特急券が半額となる乗継割引が適用される。乗継割引とは新幹線から特急に乗り継ぎをする際に適用される割引である。新幹線から特急に乗車する場合には同一日内に、特急から新幹線に乗車する場合には当日ないしは翌日であれば、特急券の乗継割引が適用される。ただし、名古屋・岐阜方面から出るひだ号は飛騨古川駅ではなく、多くは手前の高山駅止まりとなっているので注意が必要である。

北陸新幹線で富山から高山本線に乗車した場合は、「日本の美は北陸周辺にある。?特急券編?」の「4.富山⇒高山の特急券」でも紹介した通り乗継割引は適用されない。それ以外にも、富山から発車するひだ号は1日4便しかないので留意する必要がある。事前にえきねっとでひだ号の予約をしていて、北陸新幹線からひだ号に乗る場合であっても、ひだ号の特急券の発券は富山駅ではできない。


以上のことから、一筆書きの乗車券と特急券の乗継割引をおトクに使う場合には、都区内から北陸新幹線で富山まで行き、富山から高山本線のひだ号で飛騨を巡り、飛騨から岐阜を経由して名古屋から東海道新幹線で巡るのがおトクであると言うことができる。

飛騨に行くなら、是非一度、ひだ号から自然の絶景を味わうことをオススメしたい。

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kagayakuko

小学生のころからポイントを収集。当時集めていたポイント…サンリオショップ(4店舗)、マクドナルド(4店舗) 高校生になってからはクラブ・オンカード、大学生になってからは小田急百貨店、京王百貨店、メトロポリタンプラザ(現:ルミネ池袋)、ビックカメラ、さくらや、マツモトキヨシの現金専用のポイントカードを所有。 2005年から2010年までの間に在籍していた大手クレジットカード会社の子会社(グループ再編により現在は閉鎖)にて、クレジットカードを所有しはじめ、クレジットカードのポイントやポイントサイトのポイントも収集するようになる。 社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー(2級、AFP)、日商簿記2級、ビジネス実務法務検定2級等多数の資格を所有。

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