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ちょコムeマネーの「MasterCardねっと」+バンドルカードでJCBカードをVisaカードに変換する方法

日本国内であればJCB、アメリカン・エキスプレスやダイナースのカードも利用できる場所が多いだろう。しかし、一番利用できるのはVisaかMastercardだ。

JCBカードを使っていて「VisaかMastercardしか使えません」と言われた場合は、現金で支払う必要もある。

しかし、ちょコムeマネーの「MasterCardねっと」を利用すると、JCBカードをMastercardブランドに変換することが可能だ。

1.JCBカードからMasterCardねっとにチャージする

まず、ちょコムeマネーにログインし、チャージでクレジットカードを選択する。チャージ金額とクレジットカード情報を入力するとチャージが完了する。

ちょコムeマネーのMasterCardねっと次に、MasterCardねっとの「クレジットカード番号 新規発行」をクリックする。新規発行時には95円の手数料が必要となるが、現在は95円分のちょコムポイントとして返金されるため、実質発行手数料は無料となっている。発行が終わると、Mastercardの番号が発行され、有効期限、セキュリティコードが発行される。

MasterCardねっとのメリットは、3Dセキュア(本人認証)のパスワードも発行されることだ。つまり、3Dセキュア対応サイトでも利用できる。ただし、MasterCardねっとは、リアルカードが発行されないため、リアル加盟店では利用できない。

2.MasterCardねっとからバンドルカードにチャージする

バンドルカード バーチャルカードリアル加盟店でも利用するには、Visaプリペイドカードのバンドルカードを使おう。現在はiOS版のみの提供となる。iPhoneなどでVANDLEアプリをインストールしてから起動する。最初にIDとパスワードを設定、生年月日を登録するとバーチャルカードが発行される。すぐに利用できるカード番号だ。これは、MasterCardねっとと同様、プラスチックカードではないため、ネット専用のカード番号となる。

次に、バンドルカードにクレジットカードでチャージする。クレジットカードでのチャージはVisaとMastercardブランドで、3Dセキュアが利用できるカードとなる。従って、バンドルカードにMasterCardねっとでチャージすることが可能ということだ。

VANDLEアプリで下部の「チャージ」メニューをタップし、「クレジットカード」を選択。「チャージ」ボタンをタップし、MasterCardねっとで表示されたカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力して「次へ」ボタンをタップする。

チャージする金額の入力画面が表示されるため、1,000円単位で指定し、「チャージ」ボタンをタップする。最後に3Dセキュアのパスワードが聞かれるため、MasterCardねっとの3Dセキュアパスワードを入力し、「送信」ボタンをタップする。認証されると「チャージ完了」のメッセージが表示されるはずだ。

バンドルカード リアルカードの有効化これで、バンドルカードにチャージすることができた。次に、アプリの「リアルカードを発行する」ボタンをタップする。住所などの情報を入力して発行すると、数日後にプラスチックカードが届く。プラスチックカードの発行手数料は300円となるため注意しよう。

カードが手元に届いたら、再度VANDLEアプリを起動。「リアルカードを発行する」ボタンをタップすると、「届いたカードを有効化する」があるためタップ。カード裏面にあるセキュリティコードを入力すると、バーチャルカードとリアルカードの番号が同期する。

3.Visaカードとして利用しよう

複雑な手続きを紹介したが、ここまでの作業は何のために行ったのだろうか? 最初の目的を思い出してみよう。JCBカードが使えない加盟店でもJCBカードを使う方法の解説となっており、JCBカードからチャージを繰り返し、最終的にはVisaブランドのプリペイドカードになっている事が分かるはずだ。

このバンドルカードはリアルのVisa加盟店で利用することができる。例えば、メインカードとしてANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)を使っていた場合、Visaブランドのみしか受け付けない店舗でも利用できるということになる。チャージ時にポイントも獲得できるため、JCBカードの変換アダプタと考えるとバンドルカードも使い道が増えてくるだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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