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スマートフォン版のポイントカードに望むもの ポイント利用率は更に上げられる

2016年9月15日(木)にデジタルPontaカードの体験会があった。筆者もスマートフォン向けのポイントカードアプリは利用している。

デジタルPontaカードのメリットは、アプリ内でポイント数を見れることとカードを出す必要が無いことだ。これは実際に使ってみると非常に便利であるため、スマートフォン向けのポイントカードアプリはインストールしておいたほうが良いだろう。

次に、店舗側のメリットだが、ポイントカードの利用率が上がるとのことだ。持ち運びが楽になるためカードの提示率が上がるのだろう。もちろん、ポイント数も確認できるためポイントの使用率も上がる。

ポイントの利用率をさらに上げるには、「ポイントを使う」をスマートフォン側で操作できる機能を搭載することだと考えている。

筆者の場合は、レジで「ポイントを使ってください」と言うのは慣れているため問題ない。しかし、自分から「ポイントを使ってください」と言える人は少なく、店員さんに「○○ポイントありますが、使いますか?」と聞かれた時に、「はい」と答えて使っている方が多いだろう。

スマートフォンのバーコードを表示する前に「使う」を選択した場合は、使うフラグがたったバーコードとなり、バーコードを店舗側がスキャンすると、自動的にポイントが使われる。このような機能が搭載されると、消費者はポイントを使いやすくなり、ポイントの利用率が更に上がるだろう。「常にポイントを使う」オプションもあるとなお良い。

ポイント発行企業は、この機能の搭載を検討してほしい。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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