先日、東急線のポイントサービス「のるレージ」で名誉駅長を達成して申し込んだ「ブラックPASMO」が簡易書留で到着した。
ブラックPASMOとは、のるレージで名誉駅長になった時に申し込めるオリジナルPASMOだが、名誉駅長までの道のりはかなり長い。
ブラックPASMOは販売しておらず、記名式のためオークションなどはあまり見かけないレアPASMOとなっている。
では、通常のPASMOとブラックPASMOに違いはあるのだろうか?
定期券を搭載できる!
通常のPASMOと同様、ブラックPASMOにも定期券を搭載することが可能だ。ただし、定期券を新規に購入する場合、または磁気定期券の場合のみ移し替えができ、現在保有しているPASMOやSuicaの定期券情報や残高を移し替えすることはできない。
従って、PASMOやSuicaを使っている場合、残高を使いきり、定期券の有効期限後にブラックPASMOに移行する必要があるということだ。
有効期限が設定されている!
ブラックPASMOの場合は有効期限が設定されている。筆者の有効期限は2018年6月となっているため、2年間の有効期限があるということだ。
つまり、「2年間しか利用することができないPASMO」ということになる。これは、定期券も同様、有効期限を超えている定期券を購入すると、カードの有効期限以降は使えなくなるということだ。
例えば、2018年4月に6ヶ月定期を購入したとする。その場合、2018年7月1日以降も定期は有効のはずだが、PASMOの有効期限が優先されるため、定期券も利用できなくなる。もちろん、PASMOの残高も利用できなくなってしまう。
以上のことから、ブラックPASMOは日常使いには適していないことが分かるだろう。有効期限があるため定期券としても利用しにくく、お店でも見せることはないため、ほぼ使い道はない。
ただ、獲得までに最低でも数ヶ月かかることから、「ようやく獲得した!」という達成感は味わえるはずだ。
のるレージもいつまで続くかはわからないため、気になる方は"修行"を始めてみてはいかがだろうか?