2016年6月より、トラベルプリペイドカードの「マネパカード」が日本国内でも利用できるようになった。事前にチャージすることで、チャージ金額の範囲内で日本国内で利用できる。
年会費は無料のプリペイドカードにもかかわらず、ICチップ、カードチャージ・利用などでメール送信、カードショッピング保険が付いている。
マネーパのFX口座保有の場合は1.2%キャッシュバック、マネパで月間100万通貨以上のFX取引を行うと、翌日のキャッシュバック率が1.5%まで上昇する。もちろん、FX口座を保有していなくても申込可能で、その場合でもキャッシュバック率は1%。
マネパカードに死角はあるのだろうか? 早速使ってみたい。
マネパカードの申込み
マネパカードは日本在住の15歳以上であれば誰でも申し込みすることができる。もちろんプリペイドカードのため審査なし。
マネパのサイトから申し込むと、最初に「口座開設通知書」が届く。口座番号、初期パスワード、専用振込口座が書かれている。口座番号と言ってもFX口座ではなく、ログインIDと言うことだ。
「口座開設通知書」の到着後、1週間程度でマネパカードが届いた。
マネパカードに早速チャージ
マネパカードへのチャージは、FX口座からチャージするか専用振込口座に振り込むかのどちらかだ。
SBIゴールドカードを申し込んで、住信SBIネット銀行のランクが4になったため、住信SBIネット銀行から振り込むことにした。
マネパカードのサイトにログインすると「カード専用振込口座(入金)」とあり、この口座に振り込む。指定口座に振り込むと、最大2時間程度反映まで時間がかかるとの事だ。今回は1,000円振り込んだ。
振込から1時間程度で「未チャージ残高」に反映され、メールが届く。
未チャージ残高では使えない!
この「未チャージ残高」のままではマネパカードで利用することはできない。この未チャージ残高をカードにチャージする必要があるのだ。
マネパカードのサイトにログインし「チャージ/ペイバック」メニューを選択し、「チャージ」タブを選択。「JPY(日本円)」を選択し、チャージ金額としては「最大値>」を選択すると「未チャージ残高」の金額が反映され「確認」ボタンをクリック。チャージ金額を確認し「確定」ボタンをクリックするとチャージが完了だ。
ただし、即時でチャージできるわけでなく、最大20分程度かかるようだ。チャージ残高の確認は「カード情報(明細・残高・停止)から行うことができ、「チャージ残高照会」から「照会」ボタンをクリックすることで確認できる。
チャージ操作後に確認したが反映されていない。10分程度でメールが届き、チャージ残高に反映された。
チャージしたのに使えない!
これで、ようやくマネパカードを1,000円分使えるようになったため、早速使うことにした。
筆者はプリペイドカードをショッピングで試す時には「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を購入している。一般加盟店やネットショッピングで1,000円ぴったりの買物は難しいが、Amazonギフト券であれば15円以上、1円単位でAmazonギフト券を購入することができる。中途半端なんAmazonギフト券でも、Amazon利用時に消化されるため使い勝手も良い。さらに、「Amazonギフト券(チャージタイプ)」は、購入後すぐに自分のアカウントにチャージされる。メールタイプなどのように、わざわざコードを入力する必要もない。
早速Amazonギフト券(チャージタイプ)を1,000円分マネパカードで購入したのだが、「お支払拒否による注文キャンセルのお知らせ(Amazonギフト券チャージタイプ)」というメールが届いた。
マネパのサイトをよく見ると、「口座開設当初は日本国内での利用が0円に設定されている」とのことだ。つまり、1,000円入っているが1回の上限、1日の上限などが全て0円になっているため、支払えないということだ。
限度額を変更、それでもすぐに使えない!
再度マネパのサイトにログインし、「カード情報(明細・残高・停止)」メニューから「各種変更TOP」をクリック。「利用限度額変更」をクリックし、「1回の利用限度額」「1日の利用限度額」「1ヶ月の利用限度額」をそれぞれ設定した。
しかし、この反映も設定日の翌日0時に反映されるとの事で、すぐに使うことができない。
ようやく決済できた!
0時を過ぎたのでもう一度Amazonギフト券(チャージタイプ)を1,000円購入することにした。今回は正常に処理され、1,000円分のAmazonギフト券がアカウントに登録された。
振込から実際に使えるようになるまでにはかなりの時間がかかる
年会費無料でセキュリティやショッピング保険も付いているが、とにかく時間がかかる。チャージに最大2時間30分程度。さらに、限度額変更は翌日0時まで反映されない。
もちろん、限度額変更は事前に行うことができるが、急に買物で残高が無くなった時に、即時でチャージができないため、かなり計画的に使わなければならないだろう。
FX口座を保有しているのであれば検討すると良いが、マネパカード単体で使うのであればP-oneカード<Standard>の方がおススメだ。