以前、筆者はプラチナカードのコンシェルジュデスクを利用して旅行予約やレストラン予約などを行ってきた。しかし、最近はほとんど利用しなくなっている。
理由はAIの精度が急激に高くなっているためだ。
「シャルル・ド・ゴール空港から近くて、フランスのディズニーランドにも電車で行きやすいホテルは?」「シャルル・ド・ゴール空港から家族5人だと電車とタクシーだとどっちが安い?」など、何を聞いてもそれらしい回答が返ってくる。
実際、年末年始に行った旅行では、クレジットカードのコンシェルジュデスクを一度も利用しなかった。
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しかし、非常に便利なAIでも、「ポイ活」との相性はあまり良くないと感じている。
例えば、「マクドナルドのデリバリーで一番お得な支払い方法は何?」をChatGPT、Gemini、Copilot、Claudeでそれぞれ聞いてみた。
いずれもすぐに回答してくれたが、期待していた内容ではなかった。何度も聞くと回答が変わるため、以下は1回目の回答のみ掲載する。
■Geminiの場合
マクドナルドのデリバリー(マックデリバリー)で一番お得な支払い方法は、キャンペーンの開催状況によって異なりますが、常設の還元率で見ると以下の2つがトップクラスです。
1. 三井住友カード(NLなど)の「スマホ決済」
もっとも還元率が高いのは、三井住友カード(NL) などを利用した支払い方法です。
- 還元率: 通常 7%以上
- 条件: マックデリバリーやモバイルオーダーの決済方法に三井住友カードを登録して支払う。
- 注意点: カードを直接差し込むのではなく、アプリ内でのクレジットカード決済やApple Pay/Google Pay(ブランドのタッチ決済)として利用する必要があります。
2. 楽天ペイ / d払い(キャンペーン活用)
普段のポイント還元率は約1.5%(楽天カード・dカード連携時)ですが、定期的な大幅還元キャンペーンを活用すると非常にお得になります。
- 楽天ペイ: 過去にはマックデリバリー利用で最大8~10%還元や、楽天モバイルユーザー向けに最大50%還元などのキャンペーンが実施されています。
- d払い: 特定の期間にエントリーしてデリバリーを利用すると、ポイントが 5倍?20倍
■ChatGPTの場合
現状だと、マクドナルドのモバイルオーダーで最も安定しておトクなのは、三井住友カード系(Olive含む)のスマホタッチ決済系です。モバイルオーダーも高還元対象になっており、条件達成で7~8%還元になります。
特におすすめは以下です。
- Oliveフレキシブルペイ(クレジットモード)
- 三井住友カード NL
- 三井住友カード ゴールド NL
これらをApple Pay / Google Payに設定して、モバイルオーダーで使う形です。
ただし、「いつでも最強」とは少し違って、実際は次の3パターンで使い分けるのがかなり強いです。
常用最強
→ Olive / 三井住友カードNL系
キャンペーン時最強
→ PayPayクーポン
→ d払いキャンペーン
→ 楽天ペイ自治体還元
ポイント消化
→ 期間限定dポイント
→ 楽天ポイント消費特にPayPayは「超PayPay祭」などでマクドナルドのモバイルオーダークーポンが出ることがあり、その期間だけは還元率が逆転することがあります。
回答の通り、キャンペーンなどで変わるため、一概に「これが最もおトク」と答えることはできない。しかし、期待していた回答ではなかった。
今回の質問は若干意地悪で、マクドナルドは「実店舗」「モバイルオーダー」「マックデリバリー」で高還元対象が異なる。
例えば、三井住友カードはマックデリバリーが高還元対象外となる。
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従って、Geminiの回答でマックデリバリーに三井住友カード(NL)を提案している点は、正確ではない。ChatGPTもモバイルオーダーを前提とした回答になっているが、今回質問したのは「デリバリー」であり、そこまで区別できていないようだ。
一方、JCBオリジナルシリーズは店舗利用はJ-POINTの20倍は対象外だが、モバイルオーダーやマックデリバリーは対象だ。
| 三井住友カード | ダイナースクラブカード | JCBオリジナルシリーズ | |
|---|---|---|---|
| マクドナルド店舗 | ○ | ○ | × |
| モバイルオーダー | ○ | ○ | ○ |
| マックデリバリー | × | ○ | ○ |
しかし、今回期待していた「マックデリバリーで高還元対象となるJCBオリジナルシリーズ」を一発で提示できたAIはなかった。
もちろん、質問自体にも問題はある。「マクドナルドのデリバリー」と聞けば、Uber Eatsなどの外部デリバリーサービスを含めて解釈するAIもあるだろう。
それでも、ポイ活とAIの相性はあまり良くないと感じる。
おそらく理由は、ルール変更が多すぎること、例外条件や注釈が非常に多いことだ。
また、AIはWeb上のデータを学習する必要があるが、金融機関のWebサイトはAIアクセスを制限していることも多い。
例えば、ChatGPTに「https://j-pointpartner.jcb.co.jp/shop/000160 を要約して」と投げると、以下のような回答になった。
リンク先は直接開けませんでしたが、URL構造からするとJCB ORIGINAL SERIES向けの「J-POINTパートナー」個別店舗ページです。
つまり、一番重要な一次情報へたどり着けていない。
AIはポイ探ニュース含め、さまざまなWebサイトの情報を集約して答えを出しているのだろうが、その情報が古い場合などは、正しい答えを出せない。
これが、ポイ活とAIの相性の悪さではないだろうか。
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しかし、AIが“本当に一番おトクな支払い方法”を提示できるようになるには、まだ時間がかかりそうだ。