d NEOBANKのアプリを起動すると、いつもと異なる画面に気がついた。
画面下部に入力欄が表示されており、タップすると「NEOBANK ai beta 0.1」と表示される。
筆者は2026年2月27日(金)から開始した「NEOBANK ai」エージェントのベータテストに申し込んでおり、これが有効になったようだ。
振込を試してみる
ちょうど学費の引き落とし時期だったため、残高を調整する目的で振込を試してみた。
「スルガ銀行に○○円振り込んで」と入力すると、登録済み口座が候補として表示される。
ANA支店を選択すると金額はすでに入力済みとなっており、「振込する」をタップし確認画面で「はい」を選択すると振込手続きが完了した。
操作自体は非常にスムーズだ。
ただし、気になった点もある。
通常であれば即時反映される振込だが、残高は変わらず、振込依頼を確認すると実行日が翌日となっていた。
自分で操作した場合は即時振込となるケースでも、AI経由では翌日扱いとなるようだ。
土日の操作だったため翌日扱いとなった可能性もあるが、誤操作時の取り消しなどを考慮した仕様の可能性もある。
履歴検索はまだ弱い
続いて「デビットカードの利用履歴が見たい」と入力したところ、表示されたのはATM利用履歴だった。
そこで「決済だけまとめられない?」と追加で入力したが、「メッセージありがとうございます。またひつようなときはいつでもお知らせください」と表示され、会話が終了してしまった。
複数回試したものの、会話が継続されず、文脈を引き継ぐ動作には対応していないのかもしれない。
還元率の確認も不正確
現在保有しているプラチナデビットカードの還元率についても確認してみた。
「現在プラチナデビットを持っているけど、今の残高で還元率はどのくらい?」と入力すると、円普通預金残高が表示されたうえで、以下のような回答となった。
プラチナデビットカードの還元率は、通常の利用に対して1%の還元があります。
しかし、実際には残高に応じて還元率は変動し、現状では1.25%、100万円以上であれば1.5%となるはずだ。
続けて、「残高が110万円だった場合の還元率は?」と質問すると、「110万円×1%=1万1000円」と還元額の計算が表示された。
求めているのは還元率だが、回答は還元額となっており、質問の意図を正確にくみ取れていない印象だ。
音声やテキスト入力で振込まで完了できる点は非常に便利で、操作性の面では完成度が高い。
一方で、振込の即時性や会話の継続性、回答の正確性にはまだ課題が見られる。
現時点ではベータ版という位置付けだが、今後の改善次第では実用性が大きく向上する可能性がある。
なお、音声入力の場合は回答も音声で再生されるため、利用シーンは自宅など周囲に人がいない環境が適しているといえそうだ。
