2015年11月13日(火)より発行開始するローソンの「おさいふPonta」については何回か紹介してきたが、ポイントマニアにとっては、正直微妙なカードとなる。ローソンで「おさいふPonta」を利用すると、100円(税抜)につき1 Pontaポイント獲得できる。還元率は1%だ。しかし、クレジットカードを保有できる18歳以上の人であれば、ローソンでは還元率6%も可能となる(「ローソンでPontaカードだけ使うのはもったいない おトクなカードを5パターン紹介します」参照)。従って、クレジットカードを使っている人であれば「おさいふPonta」を保有する必要はない。
また、通常のPontaカードでもローソンでは100円(税抜)につき1 Pontaポイント獲得できる。例えば、楽天Edy等の電子マネーを使っている人であれば、Pontaカードを提示して、楽天Edyで支払うと0.5%の楽天スーパーポイントも獲得できる。「おさいふPonta」よりもおトクだろう。
では、「おさいふPonta」を使うべき人とはどんな人なのだろうか?
18歳未満の子供
まず、クレジットカードを持てないような18歳未満の子供たちだろう。「おさいふPonta」を子供に持たせておき、塾や習い事の日には残高確認をして、足りなければチャージすることもできる。
朝、子どもに現金を渡し忘れても、スマートフォンさえあれば、通勤途中でもスマートフォンでチャージすることも可能だ。紛失時にも残高を止めることもできるため、現金を渡すより安心だろう。
「おさいふPonta」と同じような機能としては、「au WALLETプリペイドカード」や「ソフトバンクカード」があるが、こちらはキャリアが指定されているため、そのキャリア利用者でなければならない。さらに、12歳以上の制限があるため、それ未満の子どもの場合は申込むことができない。「おさいふPonta」の場合は、年齢制限は特に設けられていないようだ。
ただし、子どもに「おさいふPonta」を持たせて、両親がチャージするという使い方は、利用者とチャージする人が異なるため、利用規約に反する可能性もある。開始後に利用規約を確認して欲しい。 利用規約で問題ないことを確認済み。
クレジットカードは持ちたくないが、Pontaポイントをためたい
次に、クレジットカードを持ちたくないが、Pontaポイントをたくさん貯めたいという人だ。Pontaポイントを貯めるには、クレジットカード以外ではPonta加盟店でしか貯めることができなかった。
「おさいふPonta」を利用することで、JCB加盟店で利用した時に、月間利用額500円(税込)につき1 Pontaポイントを獲得できるようになるため、Pontaポイントを貯める機会が増えることになる。
従って、ローソンが発行しているプリペイドカードだが、ローソンでおトクと言うよりは、Pontaポイントをどこでもためたいという人向けのカードとなっている。
よく財布を忘れて出かける人
筆者も財布を忘れて出かけることが多い。筆者の場合はおサイフケータイを利用しているため、鉄道もコンビニもケータイ1台でなんとかなる。
しかし、おサイフケータイを保有していない人であれば、財布を忘れて出かけると非常に困るだろう。1,000円程度チャージした「おさいふPonta」をバッグの中に入れておくと、1日くらいはなんとかなる。
Rポイントカードのように、一時停止機能があれば、机の中に入れておくということも可能だったが、一時停止機能がないため、会社の机の中に入れておくという事はやめた方が良いだろう。 Rポイントカードのような一時停止機能があるため、一時停止しておき、会社の机の中に入れておくという使い方も可能だ。