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意外と安くプライオリティ・パスを取得できる「JCBゴールド ザ・プレミア」はゴールドカード以上、プラチナカード未満

年間100万円以上を2年続けると入会可能

JCB ORIGINAL SERIESのJCBゴールドカードを利用していると、ワンランク上の「JCBゴールド ザ・プレミア」のインビテーションが届く場合がある。

JCBの最高峰「ザ・クラス」については、インビテーションの条件は不明だが、JCBゴールド ザ・プレミアの場合は基準が書かれており、

  1. JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドの年間ショッピング利用合計金額が2年連続で100万円(税込)以上
  2. 本会員がMy JCBにEメールアドレスを登録

となっている。

プレミアムカードとしては、インビテーションの条件が公開されていることは無いが、JCBゴールド ザ・プレミアについては条件が明確に書かれているのでわかりやすいだろう。上記条件をクリアすると、2月中旬頃に登録してあるメールアドレス宛に案内が送られる。申込期間は3月末日までとなるので注意が必要だ。

JCBゴールド ザ・プレミアの年会費は、通常のゴールドカードの年会費に加えて、本会員が5,000円(税抜)となり、家族会員は無料となる。

5,000円(税抜)アップで受けられる特典としては、プライオリティ・パス、JCBプレミアムステイプラン、JCB Lounge京都の利用がある。

プレステージ会員の「プライオリティ・パス」

プライオリティ・パスプライオリティ・パスは国際線のVIPラウンジを利用できる特別なカードとなる(詳しくは「JCBのプラチナカード「ザ・クラス(THE CLASS)」を紹介 その実力とは? 実際に使ってみたサービス・おトクなサービス」を参照)。プレステージ会員の付いたカードで年会費が安いのは「楽天プレミアムカード」の10,000円(税抜)だが、楽天プレミアムカードの場合は家族カードが5,000円(税抜)となる。一方、JCBゴールド ザ・プレミアの場合は、本会員が10,000円(税抜)+5,000円(税抜)だが、家族カードは1名までは無料となるため、家族カードまで考えた場合は、楽天プレミアムカードとJCBゴールド ザ・プレミアの年会費は同じとなる。

さらに、同伴者の料金も異なり、JCBゴールド ザ・プレミアの場合は1人2,000円(税抜)だが、楽天プレミアムカードの場合は3,000円(税抜)の違いもある。JCBゴールド ザ・プレミアはプレステージのプライオリティ・パスを取得するのには効率のよいクレジットカードとなっている。

JCBゴールド ザ・プレミア 楽天プレミアムカード
年会費 本会員 10,000円(税抜)+5,000円(税抜) 10,000円(税抜)
家族会員1人目 無料 5,000円(税抜)
家族会員2人目 1,000円(税抜) 5,000円(税抜)
プライオリティ・パス 本会員 無料 無料
同伴者 1人につき2,000円(税抜) 1人につき3,000円(税抜)

京都駅にある「JCB Lounge京都」

JCB Lounge京都京都駅に新設されたJCB Lounge京都は、JCBゴールド ザ・プレミアで入室が可能だ。京都駅にあるため、観光してから新幹線の待ち時間までゆっくりすることもできる。もちろん、ソフトドリンクは無料だ。

また、手荷物を預かってくれるため、ホテルをチェックアウト後に荷物を預けると、大きなバッグを持たずに観光することが可能となる。

「JCBプレミアムステイプラン」

JCBプレミアムステイプランプラチナカードに付帯するホテルや旅館の割引特典だが、JCBゴールド ザ・プレミアでも「JCBプレミアムステイプラン」を利用できる。例えば、アンダーズ キング・ツイン(禁煙)(1・2名利用)の50平米の部屋の場合は、通常料金が111,780円に対して、52,164円?と大きく割引となっている。一休.comでアンダーズキング50平米で検索すると、64,584円?と表示されるため、1万円程度安く宿泊できるということだ。

さらに、JCBプレミアムステイプランの場合は、各ホテルによって特典が異なるが、ワンランク上の部屋にアップグレードされたり、レイトチェックアウトの利用、オリジナルチョコレートのプレゼントなどの特典も用意されている。


JCBゴールド ザ・プレミアはザ・クラスの通過点にすぎない。ザ・クラスの年会費は50,000円(税抜)と、JCBゴールド ザ・プレミアから一気にアップするが、それだけの価値はあるだろう。ザ・クラスについては「ザ・クラス(THE CLASS)」を紹介 その実力とは? 実際に使ってみたサービス・おトクなサービス」を参照して欲しい。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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