北米ダイナースはMastercard一体型 カード番号16桁の理由とは(菊地崇仁)

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北米ダイナースはMastercard一体型 カード番号16桁の理由とは(菊地崇仁)

筆者はダイナースクラブカードを複数保有しているが、先日北米のダイナースクラブカードを確認してみた。

Webサイトには「Diners Club INTERNATIONAL」とあるものの、券面を見て違和感を覚えた。右下にはMastercardのロゴがある。つまり、Diners Club加盟店だけでなく、Mastercard加盟店でも利用できる仕様になっている。

アメリカのダイナースクラブカード

アメリカのダイナースクラブカード

アメリカで発行されているダイナースクラブカードも、カナダで発行されているカードも同様にMastercardロゴ付きだ。

カナダのダイナースクラブカード

カナダのダイナースクラブカード

さらに、カード番号は16桁で、先頭は5から始まる。これはMastercardと同じ仕様であり、Mastercardブランドとして処理される設計であることがわかる。日本のダイナースクラブカードが14桁で3から始まるのとは大きく異なる。

なぜMastercardロゴが付いているのかを調べると、2004年9月に提携が発表され、2004年11月からカナダで提供が開始された。その後、順次アメリカの既存会員にも適用された経緯がある。

ダイナースクラブは国際ブランドではあるものの、加盟店網ではVisaやMastercardに比べると限定的だ。その弱点を補うため、Mastercardのネットワークを活用する形になったと考えられる。

一方、日本のダイナースクラブカードはMastercardと一体化していない。ただし、2019年7月23日(火)より、Mastercardブランドのコンパニオンカードの発行を開始している。

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ダイナースクラブカードを発行する三井住友トラストクラブは、2019年7月23日(火)より、追加でMastercardを無料で発行できる新サービス「ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード」「ダ ...

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北米と日本では同じ「ダイナースクラブ」でも仕様が大きく異なる。国際ブランドとしての歴史と加盟店ネットワーク戦略の違いが、カード券面にも表れていると言えそうだ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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