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プラチナカード・ブラックカード(プレミアムカード)の付帯サービスを勝手にランキング

2015年9月10日

筆者はゴールドカードやプラチナカード、ブラックカードなど複数のカードを保有している。今回は、プラチナカード以上のプレミアムカードの付帯サービスについて勝手にランキングしたい。

年会費と付帯サービスのバランスが良い3つのカードを紹介する。

第3位 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

ビジネスカードとなるが、個人でも申し込みが可能だ。年会費は2万円(税抜)だが、年間利用額が200万円以上になると、翌年度の年会費が1万円(税抜)になる。セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの場合は、年会費優遇がないので注意しよう。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードとセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの違いとは?

年会費が1万円というのはゴールドカード並みだが、コンシェルジュサービス、海外空港のVIPラウンジを利用できるプレステージのプライオリティ・パスも利用可能だ。通常のゴールドカードにはない特典を数多く利用できる。

ポイントは永久不滅ポイントだが、SAISON MILE CLUBに無料で登録ができ、1,000円につき10 JALマイル+2,000円につき1永久不滅ポイントを獲得できる。200永久不滅ポイントを500 JALマイルに交換できるため、マイルの還元率は1.125%とJALカードよりも貯まりやすい。

デメリットはコース料理を2名以上で予約すると1名分の料理が無料になるレストラン特典、追加カード(家族カードのようなもの)の発行が1枚目から3,000円(税抜)となる点だろう。このデメリットを考えたとしても、コストパフォーマンス抜群の1枚だ。
レストラン特典とは?

取得方法は、インビテーションなしでも申し込みは可能だ。取得したい場合は、直接申し込みしてみると良い。

⇒セゾン・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード申し込み

第2位 アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

筆者が保有しているのはアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードだが、付帯サービスはほぼ変わらない。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの特典は、なんといってもホテルの上級会員が付帯する点だろう。スターウッド・ホテル&リゾート等の4つのホテルの上級会員が自動的に付帯する。年会費は13万円(税抜)とプラチナカードの中でも高額だが、年会費を支払うと、毎年1回フリー・ステイ・ギフトが付いている。

ホテル 会員ステータス
スターウッド・ホテル&リゾート SPGゴールド会員
ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド リーダーズクラブ
カールソン レジドール ホテルズ クラブ・カールソン ゴールド・エリート
アコーホテルズ ル クラブ アコーホテルズ プラチナ

スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(SPGアメックス)の場合は年会費31,000円(税抜)だが、スターウッドのみに特化している。アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの場合は、SPG以外でも利用可能で、最終的にブラックカードのセンチュリオンを目指したいのであればアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードしか選択肢はない。
センチュリオンのインビテーションとは?

ポイントはメンバーシップ・リワードとなり、1ポイント=1マイルとしてANAのマイルなどに交換できる。マイル交換手数料は無料のため、マイラーとしてもおすすめだ。

また、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード以上のカードであれば、京都の高台寺塔頭 圓徳院にある京都特別観光ラウンジも利用可能となっている。

毎月のようにホテルに宿泊したり、旅行好きには非常におトクなカードだが、やはり10万円を超える年会費がネックだろう。

取得方法はアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードをたくさん使い、インビテーションが来るのを待つ、またはアメックスプラチナホルダーからの紹介でも申し込みできる。

⇒アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード申し込み

第1位 JCBザ・クラス(JCB THE CLASS)

プレミアムカードの最大の価値は、お金では買えない価値をどれだけ提供できるかどうかだ。ホテルの上級会員は宿泊さえすれば取得することが可能だ。また、プライオリティ・パスも年会費399米ドルを支払えば利用することができる。

その点、ザ・クラスはお金で買えない特典を用意しているのが特徴だ。東京ディズニーランドのスターツアーズ内にあるJCBラウンジ、東京ディズニーシーのストームライダー内にあるJCBラウンジを利用できる。
東京ディズニーランドにあるのスターツアーズ内のラウンジとは?
東京ディズニーシーにあるストームライダー内のラウンジとは?

また、毎年送られてくるメンバーズ・セレクションで交換できる東京ディズニーランドにある非公開レストランでの食事も魅力的だ。
東京ディズニーランドのマップにも載っていないお酒も飲める秘密のレストランとは?

コンシェルジュサービスのレベルも高い。プラチナカード以上になると、殆どの場合、コンシェルジュサービスが利用できるが、プライオリティ・パスのように、コンシェルジュサービスの提供会社が1企業というわけではない。そのため、コンシェルジュサービスについては各カードでレベルが異なるのだ。

筆者はどうしても取りたいチケットなどはザ・クラスのコンシェルジュを利用している。ホテル宿泊予約や調べ物などの問い合わせに対しての返答も早く、安心して任せることができる。
JRチケットの予約に強い

ポイントはOki Dokiポイントプログラムで、300万円使った場合の最大還元率は0.8%。ポイントに付いては他の2枚のカードの方がおトクだが、年会費、ポイント、付帯サービスを総合的に判断すると、ザ・クラスが最強だ。

取得方法はJCBゴールドカードを利用してインビテーションが来るのを待つしか無い。ホルダーの紹介も無いため、取得のハードルは高いだろう。

⇒JCBゴールドカード申し込み


景気が回復してるためか、プラチナカードの発行も増えてきている。また、特典も見直されることも多く、現時点でのランキングということに注意して欲しい。

例えば、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードにはキャセイパシフィック航空の上級会員が付帯していたが、2015年に終了となっている。キャセイパシフィック航空はワンワールドに加盟しているため、キャセイパシフィック航空の上級会員=JALの上級会員(サファイア)だったが、キャセイパシフィック航空の上級会員特典がなくなったため、JALの上級会員を取得するにはJGCを目指すしかない。

今後も、定期的にプラチナカードやゴールドカードのランキングを行っていきたい。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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