“全部入り”より“尖り”の時代? 特化型プラチナカードが主流になる理由(菊地崇仁)

クレジットカード特集 コラム ブラックカード プラチナカード

“全部入り”より“尖り”の時代? 特化型プラチナカードが主流になる理由(菊地崇仁)

年末年始にパリ・ロンドンを旅行したのだが、その際に活躍したのがChatGPTだ。

「パリ シャルル・ド・ゴール空港から○○ホテルと△△ホテルのどちらが便利か」「観光目的なら○○ホテルと△△ホテルのどちらが良いか」「大型スーツケース2つがある場合、空港からの移動は電車とタクシーのどちらが良いか」などを聞けば、すぐに回答が返ってくる。

もちろん、もっともらしい嘘を出力することも多く、1回で正解にたどり着けるとは限らない。そのため、聞き方を変えて何度か確認する必要はあるが、事前検討の材料としては非常に便利だと感じた。

実際、シャルル・ド・ゴール空港からホテルまでは定額でタクシーを利用できることや、5人とスーツケース2つでも問題ないことも事前に把握できていた。

空港到着後、家族5人で歩いていると、「5人なら普通のタクシーは無理で大型タクシーになる」「料金は100ユーロ程度」と声をかけられた。定額制ではないのかと聞いても「定額はない」と言われたため、その場では利用せず、正規のタクシー乗り場で改めて確認することにした。

結果として、大型タクシーでも定額制は適用されるが、5人の場合は人数分の追加料金が必要とのこと。それでも料金は60ユーロ程度に収まり、事前に情報を得ていたことで冷静に判断できた。

このように、空港からのアクセスや移動手段の選択など、現地で調べるのが大変な情報について、事前に当たりを付けられる点でChatGPTは非常に有用だ。

通信環境についても事前に調べ、「Airalo」のeSIMを利用したが、速度や安定性に不満はなく、快適に使えた。

ヨーロッパでもYahoo!・TVerが使えた理由 ドコモ MAXローミングが想像以上に便利だった(菊地崇仁)
ヨーロッパでもYahoo!・TVerが使えた理由 ドコモ MAXローミングが想像以上に便利だった(菊地崇仁)

年末年始にパリとロンドンを旅行した際、通信手段として使ったのがeSIMとドコモ MAXの海外データ通信特典だ。 ドコモ MAXは、海外でも15日間・最大30GBまで追加料金なしで利用できる。エリアを確 ...

続きを見る

もちろん、「今すぐ入れるレストランを探してほしい」といった場面では、まだコンシェルジュデスクの方が便利なケースもある。ただし、これまでコンシェルジュに依頼していた内容の多くは、すでにAIで代替できる段階に来ていると感じた。

こうした状況を踏まえると、コンシェルジュデスクが付帯しない「dカード PLATINUM」や、コンシェルジュの使い勝手が限定的な年会費の安いプラチナカードであっても、他の分野に特化した特典を用意できるのであれば、今後の主流になっていく可能性は高いだろう。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター画像

菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

-クレジットカード特集, コラム, ブラックカード, プラチナカード