前回は、こどもたちの海外でのキャッシュレス決済について紹介したが、今回は大人のキャッシュレス決済について紹介したい。
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パリで積極的に利用したのが「タカシマヤプラチナデビットカード」だ。
タカシマヤプラチナデビットカードは、ソニー銀行の「Sony Bank WALLET」と同等の機能を持ち、11通貨を口座から直接引き落としできるデビットカードである。
これまでクレジットカードの海外事務処理手数料は2%前後が一般的だったが、近年は4%近くまで引き上げるカード会社も増えており、ポイント還元以上に手数料負担が大きくなりつつある。
一方、タカシマヤプラチナデビットカードは外貨を外貨のまま利用でき、円からユーロに両替しておけば、ユーロでそのまま決済可能だ。海外事務処理手数料も原則不要となっている(対象外通貨・口座未開設の場合、または対象外地域では1.79%の手数料がかかる)。
ユーロ残高が不足している場合でも「円からアシスト」機能があり、円普通預金口座に残高があれば支払いが可能だ。
さらに、海外ATMで現地通貨を引き出す際のATM手数料は、Club Sのステージに応じて月最大5回まで無料となる。
為替コストもClub Sのステージに応じて優遇され、ドル・ユーロは通常15銭のところプラチナでは4銭、英ポンドは通常45銭がプラチナでは20銭となる。
では、実際にどれほどの差が出るのかを確認してみよう。
■タカシマヤプラチナデビットカード
12月29日に円からユーロに両替:
5万円を両替し271.85ユーロ(1ユーロ=183.925円)
■三井住友カード プラチナ
12月30日に決済:
135.30ユーロの利用で2万5755円の請求(1ユーロ=190.355円)
■JCB ザ・クラス
12月31日に決済:
179.55ユーロの利用で3万3587円の請求(1ユーロ=187.064円)
■アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
12月31日に決済:
25ユーロの利用で4771円の請求(1ユーロ=190.84円)
この結果、1ユーロあたり最大で約7円の差が生じている。500ユーロ(1ユーロ=180円換算で約9万円)を利用した場合、3500円近い差になる計算だ。
ただし、Sony Bank WALLETはキャッシュバック対象、タカシマヤプラチナデビットカードはポイント付与対象外である点には注意したい。
例えば、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの場合、海外利用は3倍ポイントとなり、25ユーロ利用で141ポイントを獲得できる。1ポイント=1円換算では実質4630円となり、為替レートは1ユーロ=185.2円程度となる。
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また、JCBの場合は海外利用分が2倍(事前のポイントアップ登録が必要)となり、1%還元で計算すると、こちらも1ユーロ=185.2円程度となる。
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それでも、為替コストと海外事務処理手数料を総合的に考えると、タカシマヤプラチナデビットカードやSony Bank WALLETの方が有利といえるだろう。