2025年から2026年の年末年始に、フランスとイギリスを巡る旅行を楽しんできた。
筆者の旅行は、ポイントやクレジットカードの特典を活用することが前提となるケースが多く、今回もさまざまなサービスを実際に試すことにした。その中でも特に印象に残ったのが、公共交通機関でのタッチ決済対応の違いだ。
フランス(パリ)はタッチ決済に未対応
パリ市内では、電車に何度か乗車したが、クレジットカードなどによるタッチ決済には対応していなかった。
2024年にはパリ五輪も開催されており、てっきりタッチ決済に対応しているものと思い、Apple Payで改札にタッチしてみたが反応しない。スマートフォンをかざして改札を通過している人も見かけたため、Apple PayやGoogle Payに対応していると勘違いしていたが、実際は違うようだ。
券売機を確認すると、「navigo」と呼ばれる紙またはプラスチックカードを購入し、そこにチャージして利用する仕組みとなっている。日本で言えば、Welcome Suicaのような位置付けだろう。
スマートフォンで乗車していた人は、おそらくNavigoのアプリをインストールし、専用の仕組みで利用していたものと思われる。
イギリス(ロンドン)はVisa・Mastercard・American Expressに対応
フランス(パリ)からイギリス(ロンドン)へはユーロスターを利用した。鉄道で国境を越える体験は新鮮で、また利用したいと感じた。
ロンドン到着後、駅の改札を確認すると、Visa、Mastercard、American Expressのロゴが表示されていた。そこで、子どもたちに持たせている「かぞくのおさいふ」を使って試してみることにした。
次男がカードを改札にタッチすると、問題なくそのまま乗車できた。事前設定や切符購入が不要で、改札をスムーズに通過できる利便性は非常に高い。
インバウンド需要を考えると、やはりタッチ決済に対応しているかどうかで、利用者のストレスは大きく変わると実感した。
日本でも求められるタッチ決済対応
日本国内でも、首都圏の私鉄ではようやくタッチ決済による相互乗り入れが進みつつある。一方で、JR東日本については現時点で明確な対応方針は発表されていない。
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小田急・京王・東京メトロなど、クレカのタッチ決済で乗り継ぎ可能に
関東の鉄道事業者11社局は、2026年春以降にクレジットカードなどのタッチ決済による後払い乗車サービスの相互利用を目指し、検討を開始した。 対象となるのは、小田急電鉄、小田急箱根、京王電鉄、京浜急行電 ...
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利用者視点で考えると、訪日外国人だけでなく、日本人にとってもタッチ決済対応は利便性を高める。海外の事例を実際に体験してみて、国内でもより一層の対応が求められると感じた。


