前半の10位~6位には、細かな変更ではあるものの、使い続けるほどに影響を感じやすい「痛い改定」が並んだ。
それではここから、ポイ活や決済関連の10大ニュースのうち、5位から1位までを一気に紹介していこう。
5位 高還元デビットカードが現実的な選択肢に
一昔前までは、デビットカードの還元率はクレカ未満であることが一般的だった。
しかし、2025年はデビットカードの存在感が一気に高まった年と言える。
住信SBIネット銀行のプラチナデビットカード(Mastercard)は最大還元率2.5%。デビットカード Point+(Mastercard)も最大2%還元となっている。
クレジットカードの特典に迫るデビットカードとして注目されるのが、住信SBIネット銀行のプラチナデビットカード(Mastercard)だ。年会費は1万1000円(税込み)とデビットカードとしては高額だが ... 続きを見る 住信SBIネット銀行が2025年7月1日(火)に新たなデビットカード「デビットカードPoint+(Mastercard)」をリリースした。 年会費無料にもかかわらず最大還元率は2%。また、年会費1万1 ... 続きを見る
もっと評価されても良いデビットカードシリーズ 住信SBIネット銀行プラチナデビットカード(Mastercard)編 最大2.5%還元&豪華特典とは(菊地崇仁)
年会費無料「デビットカードPoint+(Mastercard)」で最大還元率2%はアツい! プラチナデビットカード(Mastercard)は最大還元率2.5%!(菊地崇仁)
また、V NEOBANKのデビットカードも1.5%還元を実現している。
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V NEOBANKのデビットカード還元率が1.5%に 1500ポイント獲得できるキャンペーンも
V NEOBANKでは、2025年3月4日(火)より、デビットカードの還元率を1.5%に改定した。 V NEOBANKは銀行取引でVポイントがたまるサービスを提供しており、デビットカードの還元率を1. ...
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さらに、Sony Bank WALLETではファミリーデビットカードが誕生するなど、デビットカードの使い勝手そのものも進化した。
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Sony Bank WALLETに「ファミリーデビットカード」が誕生! 「ファミリー優遇」特典も(菊地崇仁)
ソニー銀行が2025年5月6日(火)に、新しいサービスを開始した。なかなか面白いサービスのため、新しいサービスを紹介したい。 ファミリーデビットカードとは? 1つ目は、「ファミリーデビットカード」だ。 ...
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還元率だけでなく、家計管理を含めてデビットカードを利用する人も増えていくかもしれない。
4位 銀行が主役に
2025年は、金利上昇を背景に、経済圏の中で銀行が再び主役に戻った年でもある。
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【後編】金利上昇で、経済圏の中で「銀行」の存在感が高まってきた理由(菊地崇仁)
前編では、通信キャリアやクレカと銀行が、これまで以上に強く結びつき始めている流れを整理した。 ここでもう一つ、見逃せない変化がある。 それが、金利の上昇だ。 長らく日本では、銀行預金の金利はほぼゼロに ...
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ドコモによる住信SBIネット銀行の買収や、KDDIによるauじぶん銀行の完全子会社化など、通信キャリアと銀行の関係も大きく動いた。
さらに、三井住友グループのOliveに対抗する形で登場したのが、三菱UFJグループのエムットだ。
Oliveは対象の飲食店やコンビニで還元率7~20%。一方、エムットも対象コンビニやスーパーで7~20%還元となっており、まさに正面からの競争となっている。
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【訂正】三菱UFJフィナンシャル・グループが新たな金融サービスブランド「エムット」開始
三菱UFJフィナンシャル・グループは、2025年6月2日(月)より新たな金融サービスブランド「エムット」を開始する。 「エムット」は金融リテラシーや年齢を問わず、誰でもライフステージにあわせて快適に利 ...
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どの"銀行"を軸に経済圏を構築するかが、おトクさを左右する時代に入ったと言える。
3位 経済圏競争が“覇権争い”へとさらに激しく
ケータイキャリアの経済圏に加え、メガバンクや鉄道会社など、巨大なポイント経済圏がいくつも並び立つ状況となった。
さらに、PayPayとOliveの提携など、経済圏同士の連携も進んでいる。
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OliveとPayPayが提携! どんな連携があるの? 勘違いしやすい点を整理(菊地崇仁)
2025年5月15日(木)に、三井住友カードとソフトバンクが会見し、デジタル分野での業務提携に付いて発表を行った。 いくつか気になった点をピックアップする。 OliveではPayPayのコード決済は使 ...
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部分的に利用するだけでは最大のメリットを得にくくなり、生活全体をどの経済圏に寄せるかが、これまで以上に重要となってきた。
2025年は、経済圏同士の争いが「本気の覇権争い」に突入した年だったと言える。2026年には、こうした競争の中で、経済圏同士のさらなる連携が起きる可能性もありそうだ。
2位 ふるさと納税のポイント付与が終了
2025年9月末をもって、ふるさと納税におけるポイント付与が終了した。
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2025年10月以降にポイント獲得できなくなる「ふるさと納税」は寄付金が下がる? 10月以降はAmazonふるさと納税「これ、良い値」に近づくのか(菊地崇仁)
2024年12月19日(木)に突然始まったのが「Amazonふるさと納税」だ。 Amazonで買い物するようにふるさと納税できるが、ポイントを獲得できるかというと、最大1%のdポイント(dアカウント連 ...
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これにより、2026年以降のふるさと納税では、決済以外によるポイント付与を前提としたおトクさは期待できなくなる。
今後は、オリジナル返礼品の有無や、他のサイトよりも少ない金額で寄付できるかどうかなど、ポイント以外の価値を軸にしたふるさと納税サイト選びが、これまで以上に重要となる。
1位 クレカ年会費の高騰
2025年を象徴するニュースとして、外せないのがクレカの年会費高騰だ。
まず、新たに誕生したのがJAL Luxury CardとJAL Luxury Card Limited。2025年8月1日(金)に登場し、年会費はそれぞれ24万2000円(税込)、59万5900円(税込)と、これまでにない価格帯となっている。
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JALのクレジットカード最高峰「JAL Luxury Card」「JAL Luxury Card Limited」発行
JALとラグジュアリーカードは、2025年8月1日(金)にJALのクレジットカード「JAL Luxury Card」「JAL Luxury Card Limited」の発行を開始した。 カードはいずれ ...
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さらに、9月30日(火)には三井住友カード Visa Infiniteが誕生。年会費は9万9000円(税込)と、高額帯カードの選択肢が一気に広がった。
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三井住友カード Visa Infiniteを2025年9月30日に募集開始 年会費は9万9000円
三井住友カードは、2025年9月30日(火)より三井住友カード Visa Infiniteの募集を開始する。 Visaの最上位ランク「Visa Infinite」の優待・特典に加え、これまでにない体験 ...
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新規カードだけでなく、既存カードの値上げも相次いだ。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費が2万2000円(税込)から3万3000円(税込)へ引き上げられた。
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セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード等がリニューアル 年会費は3万3000円(税込み)に
クレディセゾンは、2025年6月1日(日)より、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードとセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードをリニューアルする。 リニューアル後のセゾン ...
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さらに話題となったのが、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードとMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードの年会費改定だ。
前者は4万9500円(税込)から8万2500円(税込)へ、後者は2万3100円(税込)から4万4100円(税込)へと、大幅な上昇となった。
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ついに年会費8万円超え! Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは継続するべきか?(菊地崇仁)
2025年8月21日(木)より、Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(以下、Marriott Bonvoyアメックス・プレミアム)とMarriott Bonvoy ...
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また、ANA VISAプラチナ プレミアムカードも、2025年12月10日(水)より年会費が8万8000円(税込)から9万6800円(税込)へと改定されている。
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ANA VISAプラチナ プレミアムカードの年会費が9万6800円に 移行レートも一部変更
ANA VISAプラチナ プレミアムカードとANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカードの年会費が2025年12月10日(水)以降の支払い分より9万6800円(税込み)にアップする ...
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さらに、ダイナースクラブカードも2026年4月に年会費の値上げを予定しており、高年会費化の流れは今後も続くと見られる。
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ダイナースクラブカード、2026年4月から年会費改定 プレミアムは16万5000円に
ダイナースクラブカードでは、2026年4月以降に年会費を改定する。 現在、ダイナースクラブカードの年会費は2万4200円(税込み)だが2万9700円(税込み)に、ダイナースクラブ プレミアムカードは1 ...
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年会費の高騰は、プレミアムカードの使い方を大きく変えつつある。複数枚を使い分けるのではなく、最高峰の1枚に寄せ、体験価値で回収するという選択が、現実的な戦略となってきた。
10位~6位は、クレカを中心とした「静かな改悪」が目立った。一方で、5位以降は、銀行の復権を軸に、決済や経済圏の前提そのものが変わる動きが並んだ。