年末年始に見直したい、ポイ活との付き合い方(菊地崇仁)

コラム

年末年始に見直したい、ポイ活との付き合い方(菊地崇仁)

最近のポイ活を見ていると、「やることが多すぎる」と感じている人は少なくないはずだ。

アプリは次々に増え、歩数、移動、アンケートにレシート、動画視聴、ゲーム。「やらないと損をする気がするもの」が、いつの間にか増え続けている。

ポイ活が疲れる最大の理由は、還元率の低下でも改悪でもない。選択肢が増えすぎたことだろう。

動画視聴でポイントをためていると、今度は別のポイ活アプリが紹介される。アプリを入れれば、また新しいミッションが増える。

このアプリも入れた方がいいのでは。歩数は達成しないともったいない。レシートを撮れば、何かもらえるかもしれない。

こうした「小さな判断」を、毎日何度も迫られる。

1つ1つは大した作業ではない。だが、それが積み重なると、確実に疲れる。

よくあるのが、「1回1ポイントだから、塵も積もれば山になる」という発想だ。理屈としては間違っていない。

ただ、現実にはこうなりがちだ。

──何十回も操作して、数週間、数か月続けて、気づいたら100円分にも届かない──

それでも、「やめる理由」が見つからず、惰性で続けてしまう。これが、ポイ活疲れの正体だろう。

ポイ活疲れにならないために大切なのは、やらないポイ活を決めることだ。

たとえば、

  • 抽選で1ポイントのものはやらない
  • 毎日操作が必要なものはやらない
  • 生活動線に乗らないものはやらない

この線引きをするだけで、ポイ活に使う時間と気力は大きく減る。

すべてを追いかけて、100点のポイ活を目指すのは現実的ではない。むしろ重要なのは、自分にとってストレスが少なく、60点、70点を安定して取り続けることだ。

ポイ活は、短距離走ではなく、長距離走に近い。

無理なく続けられるスタンスで取り組む方が、結果的に効率もいい。

また、忘れがちだが、ポイ活のゴールは、ポイントをためることそのものではない。

  • 使って、生活が少し良くなること。
  • 使って、特別な体験ができて楽しくなること。

そのために、疲れるポイ活を続ける必要はない。「捨てる」ことで、ポイ活は続けやすくなる。

年末年始は、アプリを整理し、通知を減らし、やらないことを決める。

一度、そんな見直しをしてみてはいかがだろうか。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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