2025年も残りわずかとなった。今年の漢字は「熊」となったが、今回は筆者が保有しているクレジットカードの中から、2025年に特に活躍した「今年のクレカ」を3枚紹介する。
評価にあたっては、年会費やポイント還元率、特典内容のバランスなどを総合的に判断している。なお、年会費が無料かどうかは評価基準には含めていない。
3位:三井住友カード Visa Infinite
2025年9月30日(火)に申し込み受け付けが開始されたのが「三井住友カード Visa Infinite」だ。
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年会費は9万9000円(税込)と高額だが、年会費20万円超のクレジットカードも珍しくない昨今、Visaの最高峰カードとしては比較的抑えられた設定とも言える。
入会月の3か月後末までに100万円(税込)以上を利用すると10万ポイントが付与されるため、実際に100万円を利用した。これにより、初年度の年会費は実質的に相殺された。
また、Visa InfiniteではSHARE LOUNGEを利用できる。利用頻度によっては、この特典だけでも年会費相当分を回収できる点は大きい。
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さらに、2026年開催予定のイベント参加にも当選しており、体験価値への期待も込めて3位にランクインとした。
なお、2026年春にはOlive Infiniteが誕生する予定だ。発行開始後は、OliveプラチナプリファードからOlive Infiniteへの切り替えや、三井住友カード Visa Infiniteの継続・解約について検討したい。
2位:dカード PLATINUM
2位としたのがdカード PLATINUMだ。
年会費は2万9700円(税込)で、同クラスのプラチナカードと比べると比較的手頃な水準となっている。
キャンペーンにより3万ポイントを獲得でき、この特典だけでも初年度の年会費は十分にカバーできた。
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また、マネックス証券とdカード PLATINUMを組み合わせることで、条件次第では10%のdポイントを獲得でき、ポイントが着実にたまる点も評価した。
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さらに、dカードは体験系特典にも力を入れている。コンサートやボクシングのチケット先行販売・抽選販売に加え、横浜F・マリノス vs リヴァプールFC 明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025 by 日本財団を観戦できた点も高く評価している。
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一方で、現時点ではdカード PLATINUMだけの先行・抽選販売はごくわずかであり、dカード GOLDとの差別化については今後に期待したい。
1位:三菱UFJカード
2025年を振り返るうえで、このカードを外すわけにはいかず、1位は三菱UFJカードとした。
物価高が続く中、スーパーマーケットで7~20%還元を実現している点は、まさに救世主と言ってよい。
筆者が利用しているのは三菱UFJカード ゴールドだが、年会費無料の三菱UFJカードでも7~20%還元特典は変わらない。
2位・3位のカードはいずれも年会費が高く、誰にでもおすすめできるものではない。一方で、三菱UFJカードは年会費無料でありながら、7~20%還元という特典内容は変わらない。
幅広い層にとって、2025年に最も「使っておトク」を実感できた1枚と言えるだろう。
なお、Visa、Mastercard、JCBブランドとAmerican Expressブランドでは7~20%還元の対象店舗が異なるため、この点については改善を期待したいところだ。
また、MUFGブランドとDCブランドのシステム統合も完了しており、2026年は加盟店の拡大や上位カードの登場などにも期待したい。
2025年は、高還元を追求するカードと、体験価値に重きを置くカードへの二極化が、はっきりと形になった1年だった。
2026年にはOlive Infiniteの誕生や、ダイナースクラブカードの年会費改定などを控え、富裕層向けクレジットカードの年会費はさらに上昇していく可能性が高い。その中で重要になるのは、「高い年会費を払ってでも持ちたい」と思わせる体験を、どれだけ提示できるかだ。
WBCや冬季五輪、サッカーワールドカップといった大型イベントが続く2026年は、各カード会社の本気度が試される年になる。クレジットカードは単なる決済手段ではなく、「人生の時間をどう豊かにするか」を競うフェーズに入ったと言えるだろう。


