ドコモ調査で判明 プラチナカードが実利重視へシフトした理由とは?(菊地崇仁)

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ドコモ調査で判明 プラチナカードが実利重視へシフトした理由とは?(菊地崇仁)

ドコモは、2025年8月に実施した「プラチナカードに関する意識調査」の結果を、2025年10月23日(木)に公表した。

調査によると、プラチナカードに対して「ステータス」よりも「ポイントなどの実利」を重視する傾向が明らかになった。特に『年会費に見合う特典があれば、プラチナカードを持つのが賢い選択だと思う』と回答した人は9割にのぼった。

プラチナカードに関するアンケート結果(ドコモの「プラチナカードに関する意識調査」より)

プラチナカードに関するアンケート結果(ドコモの「プラチナカードに関する意識調査」より)

かつてプラチナカードは、非公開の特典を備え、インビテーション制で提供されることが一般的だった。しかし近年は申込制へと移行し、特典内容も公開されるようになっている。そのため、利用者は「付帯特典」と「年会費」のバランスを比較しながら選べる状況となった。

この変化により、「ステータス性」よりも「実利」を求める流れが強まっていると考えられる。

さらに最近では、年会費2万~3万円程度で利用できるプラチナカードも増えており、十分に「元が取れる」と感じられるカードも多い。

ゴールドカードが「大衆化」したことで、プラチナカードも「実利」を求める方向へシフトしており、全体としてステータスの価値基準が1段階ずつ下がってきている傾向が見て取れる。

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プラチナカードではコンシェルジュデスクや海外空港ラウンジ、グルメ特典などに加えて、高還元ポイントといった実利的な特典も提供されている。利用額や使い方次第では年会費以上におトクになるケースもあり、付帯特典を使いこなせるかどうかが重要だ。

クレジットカードを積極的に活用できる自信があるのであれば、年会費を払ってでもプラチナカードを保有することは十分に意味のある選択と言えるだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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