その還元率、勘違いかも?ポイント交換レートの落とし穴とUCポイント高還元ワザ(菊地崇仁)

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その還元率、勘違いかも?ポイント交換レートの落とし穴とUCポイント高還元ワザ(菊地崇仁)

以前より、ポイント交換レートが下がっているクレジットカードも増えている。

例えば、オリコポイントは2024年4月1日(月)以降、Pontaポイントなどへの交換レートを変更した。

オリコポイント、PontaポイントやPayPayギフトカードへのポイント交換レートを変更
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オリコポイントでは、2024年4月1日(月)以降、PontaポイントやPayPayギフトカードなどへのポイント交換レートを変更する。 現在、1,000オリコポイントが1,000 Pontaポイントに、 ...

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1000円分のPontaポイントやdポイント、PayPayポイント、Google Playギフトコード、nanacoギフトに交換するのに1200オリコポイントが必要となる。これらにポイント交換を考えていた場合、1%還元と思ってOrico Card THE POINTを使っていたとしても、実際の還元率は0.83%にとどまる。

同じように、Oki Dokiポイントや永久不滅ポイントは「1ポイント=5円相当」で計算されることが多いが、実際に1ポイント=5円相当で利用できるケースは少ない。

例えば、JCBカードWは1%還元と紹介されている事も多いが、Amazonでの利用時には1ポイント=3.5円相当。つまり還元率は0.7%だ。

永久不滅ポイントも換金性の高い商品の場合は1ポイント=4.5円相当が多く、通常還元率は0.45%とも考えられる。

先日、UCプラチナカードで航空券購入時にためた7%分のUCポイントの使い道を考えていたところ、UCギフトカードへのポイント交換がおトクであることが判明した。

UCプラチナカードの航空券7%還元を実際に試してみた 端数計算で思わぬ差も(菊地崇仁)
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200ポイントで1000円相当のUCギフトカードに交換できるほか、MOS CARDやマックカードも200ポイントで1000円分となり、1ポイント=5円相当で交換できるギフト券が多い。

さらに、2800ポイントで1万5000円分(1ポイント=5.36円)、5000ポイントで3万円分(1ポイント=6円)に交換可能だ。

このレートで考えると、常時1.2%還元、航空券では最大8.4%還元となる。

クレジットカードのポイントは還元率だけを見て利用していると、実際の交換時に価値が目減りしていることがある。交換レートを確認し、実質還元率を計算してから使うことが重要だ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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