UCプラチナカードの航空券7%還元を実際に試してみた 端数計算で思わぬ差も(菊地崇仁)

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UCプラチナカードの航空券7%還元を実際に試してみた 端数計算で思わぬ差も(菊地崇仁)

そろそろ年末年始の旅行を予約しようと考え、いろいろと予約などの準備を始めている。先日は、JAL Payプリペイドカードの更新カードを取得した。

JAL Payプリペイドカードがリニューアル! 新デザインの実物レビュー(菊地崇仁)
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ローソンPontaプラスのジャルパック(JALPAK)利用が最大15%はアツい!(菊地崇仁)
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今回は、航空券を購入すると7%還元になるUCプラチナカードを使ってみることにした。

UCプラチナカード、2025年4月よりポイントサービスをリニューアル 航空券の購入で最大7%還元特典を追加
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UCプラチナカードでは、ANA・JAL・スカイマーク・オリエンタルエアブリッジ・AIRDO・スターフライヤー・アイベックスエアラインズ・ソラシドエアの航空券をそれぞれのwebサイトから購入すると1000円(税込み)につきUCポイントを14ポイント獲得できる特典を開始している。1ポイント=5円相当のため、1000円で70円分獲得でき、最大7%還元だ。

当然、今から年末年始のチケットを特典航空券で予約することはできない。航空券も高いが、家族会議の結果、行きたいところを回ろうとすると、周遊チケットで予約するしかなく、ホテルなども別々での予約となる。

航空券はJAL・ANAで検索し、若干安かったANAで予約。結局、家族5人分で約152万かかり、UCプラチナカードで支払う。なお、以前、ANAの特典航空券で国内線施設使用料を支払おうと思ったときに、UCプラチナカードを使ったがカードの認証が通らなかったため、若干不安があったが、無事に決済完了。

web明細を確認すると「ご利用店」の「ANA WEB」にはポイント13倍とあるため、7%還元対象であることは確認できた。

アットユーネットの明細では「ANA WEB」利用がポイント13倍に

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獲得したUCポイントは以下の通り。

ANA WEB利用時の獲得ポイント

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利用した金額は152万円程度。1000円につき2ポイントであるため、通常ポイントは3040ポイントで正しい。

続いてボーナスポイントだが、対象金額を1000で割ると1519ポイント。これを13倍すると1万9747ポイントとなるが、実際のボーナスは1万8168ポイントと大きな差があった。

よく考えると、UCプラチナカードは基本倍率が2倍となるため、14-2=12倍。1519×12=1万8228ポイントとなり、だいぶ近いがまだ数値が合わない。

ショッピング明細を確認すると、1件ごとに「ポイント13倍」と表示されており、各ショッピングごとに1000円につき12ポイントで計算されていると考え、それぞれで計算後に合計すると1万8168ポイントとぴったり一致した。

最終的に獲得できたUCポイントは合計2万1208ポイント。1ポイント=5円で換算すると10万6040円相当となり、実質的に約10万円安く航空券を購入できた計算だ。

ただし、通常ポイントは月間利用額に対して1000円につき2ポイント、ボーナスはショッピングごとに1000円につき12ポイントの計算となるため、ボーナス部分では端数が発生しやすい。本来は1万8228ポイント獲得できるところ、今回は1万8168ポイントと60ポイント(=300円分)が少なくなった。

それでも、通常分とボーナスを合わせた還元率は6.98%と、実質的には7%還元に近い水準となった。今回は利用金額が大きかったため7%近くになったが、国内線のチケットなど少額利用の場合は端数分の影響で期待より還元率が低くなる可能性がある点には注意が必要だ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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