つい数日前に三井住友カードから身に覚えのない「ショッピング認証コード」の通知が届いたことを紹介した。
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三井住友カードから「ショッピング認証コード」の通知が届いた朝──不正利用未遂への対応と課題(菊地崇仁)
早朝に1通のメールが届いていた。「ネットショッピング認証コードのご案内」だ。メール自体は本物であるが、利用店名を見ても身に覚えのない利用であることは確実。 ネットショッピング決済の認証コードのメールに ...
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対象のクレカはPRESTIA Visa PLATINUM CARD。PRESTIA Visa PLATINUM CARDをオンライン加盟店で利用した際、通常の取引と異なるため、3Dセキュアの認証メール(SMS)が届き、この認証情報を入れなければオンライン決済はできない。従って、この認証メールが届いたということは決済には失敗している。
PRESTIA Visa PLATINUM CARDの再発行をお願いし、カードが発送されたとのメールが届いてほっとしていたところ、またしても「ショッピング認証コード」が届く。
「ご利用店名」は前回と全く同じだが、カード番号下4桁は前回と異なる番号。この番号は、ANA VISA プラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカードだ。
PRESTIA Visa PLATINUM CARDの場合は単純にクレジットマスターの被害だと思っていたのだが、数日で筆者のクレカが立て続けにヒットするだろうか。
筆者のクレカ情報が漏えいしているのかと思い、まずVpassを見てみる。Vpassではクレカ番号を確認できるため、Vpassに不正ログイン⇒クレカ番号確認で使われた可能性を疑った。
Vpassにログインすると、ANA VISA プラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカードは右上の「カード番号」とあるためクレカの番号を確認できる。一方、PRESTIA Visa PLATINUM CARDについては「カード番号」がないため、Vpassアプリでカード情報を確認できない。
そもそも、カード情報をアプリで確認するにはSMS認証などが必要であるため、Vpassアプリの不正ログインで、筆者のクレカが全て漏えいしたと言う考えは違いそうだ。念のため、Vpassのパスワードを変更した。
続いて、Googleで「ご利用店名」を検索すると、Xで同じような報告している人が2名いた。
2025年6月11日(水)と6月13日(金)の2日間での報告となり、筆者とほぼ同じ状況だ。うち、1名はAmazon Mastercardでの不正利用未遂であるため筆者と同じ三井住友カードのクレカとなる。
サンプルが少ないが、同じ店名で3Dセキュアの通知メール(SMS)が届いているという報告が短い期間であるため、対象加盟店で大量のクレカ決済チェックが行われているのではないか。このままのペースで行くと、筆者が保有している三井住友カードのクレカ全てを再発行しなければならなくなる。
もし、身に覚えのない3DセキュアのメールやSMSが届いたという方がいればカード会社に連絡し、こちらにもどのカード会社で、どのお店の利用で届いたかをコメントしてほしい(ショッピング認証コードのReferenceCode、認証コードは記載しないでください)。