三菱UFJフィナンシャル・グループが開始した「エムット」とは、MUFGのリテール商品・サービスを包括したサービスブランドとなり、2025年6月2日(月)より、三菱UFJ銀行、三菱UFJカードのアプリがリニューアルし、新たにグローバルポイントWalletが誕生した。
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【訂正】三菱UFJフィナンシャル・グループが新たな金融サービスブランド「エムット」開始
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今回、リニューアルしたアプリ、新規のグローバルポイントWalletを設定し、対象加盟店で最大20%還元を目指すための設定を紹介する。
三菱UFJ銀行アプリを最新に
まず、三菱UFJ銀行アプリをアップデートする。「エムット」ロゴに変更だ。
起動すると、普通預金残高が表示され「三菱UFJカード」「投資信託(NISA)」「三菱UFJ eスマート証券」「COIN+」のメニューが表示されており、それぞれのサービスを連携できるようだ。
「三菱UFJカード」をタップすると、三菱UFJカードのログイン情報入力が求められる。IDとパスワード、生年月日を入力して連携すると、「三菱UFJカード」欄にログインしたカードの情報が表示される。
なお、1画面で複数枚の三菱UFJカードを表示することはできないようだが、カード情報をタップ後「三菱UFJカードの追加・削除」で追加のカードを登録すると、右上の「カード一覧」から表示するカードを選択できる。この辺りは、カードをスワイプすればそのカードに切り替えられるような画面にしてほしい。
続いて、「三菱UFJ eスマート証券」をタップし、こちらもログインID・パスワードを入力して連携。連携後は、時価評価額を確認できる。
画面に表示する項目を選択できるため、筆者は「投資信託(NISA)」を消すことにした。
これで連携済みの金融サービスの確認が楽になる。
三菱UFJカード アプリを最新にしてからエントリー
この設定が一番重要になる。
まず、三菱UFJカードのアプリを最新版にアップデート。こちらは「エムット」ロゴではない。最新版の場合、「ポイントアッププログラムにエントリー」と表示がある。こちらをタップ。
対象加盟店で最大20%還元の特典紹介画面が表示されるため、スクロールして「今すぐエントリー」ボタンをタップ後、三菱UFJ銀行を保有しているため「WEBサービスでお手続き」をタップ。
三菱UFJ銀行のログイン情報を入力すると、筆者は三菱UFJカードの引落口座が三菱UFJ銀行の口座振替になっていなかったため、支払口座の変更画面が表示。三菱UFJ銀行の口座に変更した。
その後、再度「今すぐエントリー」から「WEBサービスでお手続き」をタップすると、ポイントアッププログラムの現在のポイント率が表示された。
10%の内訳を見ると「エントリー月の翌々月15日まで還元率10%を適用」とある。最大20%還元にするには、さまざまな設定を行う必要があるため、約2か月の間に設定してください、ということだろう。
グローバルポイントWalletをダウンロード・設定
続いて、最大20%の内訳を確認していると、「スマホ決済/Walletチャージ」を発見。こちらはApple Pay決済を月1回以上またはグローバルポイントWalletに三菱UFJカードから月1回以上チャージで+0.5%になるため、グローバルポイントWalletを設定してみることに。
ダウンロード後、IDやパスワードを新規で設定して登録をすませる。
続いて、「グローバルポイントチャージ」をタップし、三菱UFJカードのID・パスワード、生年月日を入力して連携する。グローバルポイント100ポイントが500円相当でチャージすることが可能だ。今回、683ポイントあったため、600ポイントをチャージ。3000円をVisa加盟店で利用できるようになった。
グローバルポイントは、1ポイント=5円相当で利用するにはAmazonギフトカード程度しかなく、さらに、グローバルポイントWalletでの支払時には0.5%も獲得できるため、Amazonギフトカードへの交換よりもおトクになる。
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「クレジットカード・銀行口座チャージ」をタップし、クレジットカード番号などを入力して登録する。こちらも、月1回以上チャージで+0.5%となるため、1000円をチャージしてみる。
なお、三菱UFJカードからグローバルポイントWalletへのチャージ時にはポイントはたまらないが、支払時に0.5%のキャッシュバックがある。
三菱UFJ eスマート証券を三菱UFJカードに変更
三菱UFJ eスマート証券のクレカ積立を三菱UFJカードに変更する。
PCの画面から登録しているau PAYカードの変更をしようと思ったが、メニューが見当たらず、スマホアプリ右上「三」メニューから「クレカ積立」をタップし、クレカ積立の設定を解除し、au PAYカードの登録を削除。
続いて、三菱UFJカードを登録。
登録完了後、同じ条件でクレカ積立設定を行おうと思ったが、どうしても三菱UFJカードでのクレカ積立ができない。調べてみると、三菱UFJカードの登録には1~2営業日必要とのこと。2025年6月5日(木)ごろに設定してみたい。
エアウォレットの口座を三菱UFJ銀行に設定
エアウォレットのアプリをダウンロードしていない場合はダウンロードしよう。エアウォレットはコード決済サービス「COIN+」を利用できるアプリだ。
銀行口座として三菱UFJ銀行を登録する。筆者は三菱UFJ銀行を登録済みだったため、特に設定の変更は必要なかった。
これで、対象加盟店での三菱UFJカード利用で+0.5%を獲得できるようになる。
特定サービス設定で最大+5%のサービス設定
対象サービスを三菱UFJカードで支払うと最大+5%のサービスがある。
対象サービスは「携帯電話料金」「電気料金」「Appleのサービス」「ABEMAプレミアム」「コミックシーモア」「Hulu」「日経電子版」「本の要約サービスflier」「Uber One」「三井のカーシェアーズ」「カーブス」。
まず、Uber Oneと日経新聞電子版の支払いを三菱UFJカードの支払いに変更。
続いて、Appleの支払いも変更したが、Appleの残高があると、この残高からの支払いになるため、Appleでの+1%は断念する。
携帯電話料金はau、NTTドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルとあるため、ワイモバイルを三菱UFJカードに変更。
この3つのサービスを三菱UFJカードで支払っているだけで特定店舗で+3%だ。
対象コンビニやスーパーで14%還元に
上記の設定で、対象店舗での最大還元率がどのくらいになるのだろうか。
MUFGカードアプリにログインで+0.5%、5万円以上のカード利用(固定費の支払いなどを設定すると達成可)で+0.5%、スマホ決済/Walletチャージで+0.5%の+1.5%還元だ。
三菱UFJダイレクトにログインで+1%、MUFGグループのつみたて投資で+1%、QR決済ブランドのCOIN+に口座登録で+0.5%の合計2.5%還元。
特定サービス設定で+3%のため、+7%を上乗せできる。通常が7%還元(0.5%+6.5%)のため、対象店舗では14%還元までアップできた。
給与受け取りで+1%など、まだ上乗せできるサービスもあるため、変更できそうなサービスは随時変更していきたい。
現在は、セブン-イレブンでOliveフレキシブルペイを利用しているが、これだけの還元率になるのであれば三菱UFJカードを利用するのもありだ。
次回は実際に三菱UFJカードを使ってみる。