クレカ積立が開始したのは2018年だ。tsumiki証券がエポスカードで積立できるサービスを開始し、楽天証券が楽天カードで積み立てできるサービスを開始。
その後、新NISAの影響もあり、続々と誕生してきたが、新たに三菱UFJ eスマート証券で三菱UFJカードによるクレカ積立の開始や、松井証券でJCBカードによるクレカ積立の開始なども発表され、最新のクレカ積立をまとめる事にした。
まずは、年会費無料(実質無料含む)で利用できるクレカ積立の還元率を紹介したい。
証券会社 | クレカ名 | 還元率 | 備考 |
tsumiki証券 | エポスカード | 最大0.5% | 1年目:0.1% 2年目:0.2% 3年目:0.3% 4年目:0.4% 5年目:0.5% |
楽天証券 | 楽天カード | 0.5% | 代行手数料年率0.4%(税込み) 以上の銘柄は1% |
楽天キャッシュ (楽天カード) |
0.5% | 積立上限5万円/月 | |
セゾンポケット | SAISON CARD Digitalなど | 最大0.5% | 月間平均積立額5000円以上:0.1% 月間平均積立額2万円以上:0.2% 月間平均積立額3万円以上:0.3% 月間平均積立額4万円以上:0.4% 月間平均積立額5万円以上:0.5% |
SBI証券 | 三井住友カード(NL)など | 0.5% | 初年度、前年10万円以上:0.5% 前年10万円未満:0% |
APLUS CARD with | 0.5% | ─ | |
UCSカードmajicaなど | 0.5% | ─ | |
PARCOカード | 0.25% | 2026年2月28日までのカード申込で 10年間年会費無料 |
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Orico Card THE POINTなど | 0.5% | ─ | |
マネックス証券 | dカード | 最大1.1% | 積立額5万円以下が1.1% 積立額5万円~7万円以下が0.6% 積立額7万円~0.2% |
マネックスカード | 年1回以上の利用で年会費無料 それ以外はdカードと同様 |
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三菱UFJ eスマート証券 | au PAYカード | 0.5% | ─ |
三菱UFJカード | 0.5% | ─ | |
WealthNavi for AEON CARD | イオンカード | 0.5% | 積立上限5万円/月 |
THEO+docomo | dカード | 0.1% | ─ |
大和コネクト証券 | SAISON CARD Digitalなど | 最大0.5% | 積立額5000円以上:0.1% 積立額2万円以上:0.2% 積立額3万円以上:0.3% 積立額4万円以上:0.4% 積立額5万円以上:0.5% |
PayPay証券 | PayPayカード | 0.7% | ─ |
松井証券 | JCBカードWなど | 0.5% | 積立額5万円以上:0.5% 積立額5万円未満:0% 2025年5月下旬開始予定 |
年会費無料の場合のクレカ積立還元率はそれほど高くはない。0.5%が相場だろう。
楽天証券+楽天キャッシュの組み合わせの場合、さまざまなチャージなどを経由すれば高還元となるのだが、どこか1つでもルートが止まると使えなくなるため、ここでは取り上げない。
年会費無料(実質無料含む)で還元率が高い組み合わせはマネックス証券+dカードまたはマネックスカードだ。月間の積立額5万円以下は1.1%、上限の10万円に設定しても0.73%となる。
続いて、高還元などはPayPay証券+PayPayカードの組み合わせ。PayPayを利用しており、PayPayカードも持っている場合は、導入ハードルが低そうだ。
tsumiki証券+エポスカードの場合はクレカ積立分も年間利用額に含まれるため、エポスゴールドカードに切り替えやすいのも魅力だろう。エポスゴールドカードの場合は年間50万円以上の利用でボーナスポイントも獲得でき、インビテーションでの申込の場合は年会費も無料。ただ、5年間継続するかと言うとなかなか条件は厳しい。
次回は年会費1万円程度までのゴールドカードで比較したい。