買い物をする中で、百貨店とその他の店舗によってポイントのルールが異なる店があり、買い物しづらい経験を何度かしている。
1.ナラカミーチェ
百貨店では決済手段によって店舗のポイントが使えなくなってしまう。
旅行中、梅田の大丸で店舗を見つけ、当月にポイントの有効期限が切れてしまうため立ち寄った。店員に楽天ペイで決済したいと伝え、チャージを行うため近くのATMを案内してもらい、チャージ。
店舗に戻り決済に進んだ段階で使えないと言われてしまった。
あらかじめ確認したのだが、店員側の確認が甘くチャージ損になってしまったので大変がっかりした。
時を経てまたポイントの有効期限が当月中に切れるという状況だったので横浜高島屋へ。店舗のポイントを利用し、さらにau PAY 5000円以上の利用時3%OFFというクーポンを適用していたため、au PAY払いで購入しようとした。
高島屋では決済手段一覧表のような店員向け資料がしっかりと準備されており、確認した店員にau PAYで決済した場合店舗のポイントが利用できないと言われた。
いったん購入を見送り、店を出た。
横浜駅には他にもポルタ店があるため、ポルタ店に赴いた。
買おうと思っていた同じ商品の在庫があり、ポルタ店では店舗ポイントに加えて京急プレミアポイントの併用ができた。
さらに、百貨店では1000ポイント単位の利用になるが、ポルタ店では端数も利用できるため、保有していた1149ポイントをすべて使い切ることができた。
2.ジョンマスターオーガニック
渋谷ヒカリエで商品購入時、たまったマイルを利用しようと思うも、渋谷ヒカリエは百貨店扱いになってしまう。百貨店扱いの店舗では、マイルを割引に使えるのではなく、プレゼントと交換になる。筆者のマイル数で交換できるものはオリジナルペーパーバッグしかなかった。
自分用の買い物でギフトバッグをもらってもという気持ちになり、買い物したタイミングは在庫切れが近いだけでマイル有効期限には余裕があったため、その日は東急の株主優待で10%OFFにしてマイルをためることにした。
そろそろマイル有効期限を迎えるのだが、次は横浜ルミネか有楽町のマルイで買い物しなくては、という心の準備をしている。
ポイントの使い勝手が悪く競合駅ビル・商業施設へ足が向く
このような形で、百貨店店舗の厳しい独自ルールにより、ポイントが使えない、または使い勝手が悪いという買い物体験が積み重なり、それであれば百貨店店舗ではなく駅ビル・ショッピングセンターなどに入っている店舗で買い物をするということが続く。
百貨店としては、今まで自社カードの利用に基づきポイントを付与することで成り立っていたところから、多くの決済手段を対応することは妥協して取り入れているが、QRコードなどの決済手段を使い、さらにポイントを使われることまでは受け入れられないのであろう。
ただ、そのような気持ちでハードルを高くすることで、決済自体が減っていないだろうか。
全く同じ商品を、百貨店で買うのとその他店舗で買う違い、ポイント分のマイナスを上回る差別化ポイントを平成生まれ、そしてこの後やってくる令和生まれ世代に訴求できるのだろうか。
このままではますます選ばれなくなっていくのでは、と百貨店で買い物を諦めるたびに感じている。どこかの百貨店が対応を変えるか、今後もポイント百貨店ルールの状況を注視したい。