最近は株価の乱高下も多く、下がり基調であると感じる。1か月の日経平均株価チャートを見ると、大きく下がっている事がわかる。
2024年1月の新NISAから投資を始めた場合は、このままずっと下がり続けるのではないだろうかと感じることもあるだろう。
実際、2024年1月以降の日経平均株価とNYダウのチャートを載せると以下のようになる。どちらもそれなりに上昇していることがわかるだろう。
では、新NISA開始以降にNISA口座を楽天証券に移管し、2025年以降の楽天証券+楽天ブラックカード(+楽天キャッシュ)のクレカ積立実績を見てみよう。クレカ積立で1か月10万円、楽天キャッシュ積立で1か月5万円で毎月15万円積み立てている。
評価額 | 損益 | |
(2025年1月以降)楽天証券+ 楽天ブラックカード(+楽天キャッシュ) |
47万4551円 | -4万4187円 |
数カ月で4万4187円のマイナスとなっており、8.5%程度のマイナスだ。開始時期によっては「投資は怖い」となるかもしれない。
では、長い間クレカ積み立てしていた場合はどうなるのか。筆者はクレカ積立が始まってから継続しており、実際の運用状況を紹介する。
評価額 | 損益 | |
tsumiki証券+エポスプラチナカード | 633万3232円 | +175万8532円 |
セゾンポケット+ セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード |
483万550円 | +167万2935円 |
三菱UFJ eスマート証券+ au PAYゴールドカード |
286万750円 | +55万4212円 |
マネックス証券+ マネックスカード |
235万2918円 | +51万9351円 |
大和コネクト証券+ セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード |
224万9430円 | +19万8532円 |
WealthNavi for AEON CARD+ イオンJMBカード |
206万2775円 | +36万2775円 |
PayPay証券+ PayPayカード ゴールド |
143万809円 | +2万6654円 |
長い間積み立てている投信は大きくプラスになっているが、新NISA開始直前の2023年10月15日(日)から開始したPayPay証券のように、期間が短く、その間あまり上昇していない場合は若干のプラスのみ。
大和コネクト証券の評価額に対して損益が少ないのは、クレカ積立で10万円に対応したのが早く、同程度の評価額である他の投信よりも運用期間が短かったのが影響しているのだろう。
SBI証券や楽天証券を含めなかったが、クレカ積立を移管したり、NISA口座を移管したりするなど、継続が途中で途切れたりしているため別にした。
評価額 | 損益 | |
(SBI証券移管後)楽天証券+ 楽天ブラックカード |
474万7661円 | +267万5690円 |
(旧NISASBI証券+ Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード) |
554万1906円 | +201万0573円 |
どちらもクレカ積立に対応したのが早く、長い間積み立てていたために含み益も200万円を超えており、上記2つは新たに資金を追加していない投信となる。
まだまだ株価は下がる可能性もあるが、積立投資の場合、株価が下落しているときには、ろうばい売りせず「たくさん買えると考えて」そのまま積み立てた方が安定した運用となる。なお、投資については、余剰資金で行えば、下落中に慌てることは少なくなる。