株価下落中のクレカ積立状況を公開! 大きく含み損になっているの?(菊地崇仁)

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株価下落中のクレカ積立状況を公開! 大きく含み損になっているの?(菊地崇仁)

最近は株価の乱高下も多く、下がり基調であると感じる。1か月の日経平均株価チャートを見ると、大きく下がっている事がわかる。

Yahoo!ファイナンスの「日経平均株価」チャート(2025年3月13日時点)

Yahoo!ファイナンスの「日経平均株価」チャート(2025年3月13日時点)

2024年1月の新NISAから投資を始めた場合は、このままずっと下がり続けるのではないだろうかと感じることもあるだろう。

実際、2024年1月以降の日経平均株価とNYダウのチャートを載せると以下のようになる。どちらもそれなりに上昇していることがわかるだろう。

Yahoo!ファイナンスの「日経平均株価とNYダウ」の比較チャート(2025年3月13日時点)

Yahoo!ファイナンスの「日経平均株価とNYダウ」の比較チャート(2025年3月13日時点)

では、新NISA開始以降にNISA口座を楽天証券に移管し、2025年以降の楽天証券+楽天ブラックカード(+楽天キャッシュ)のクレカ積立実績を見てみよう。クレカ積立で1か月10万円、楽天キャッシュ積立で1か月5万円で毎月15万円積み立てている。

評価額 損益
(2025年1月以降)楽天証券+
楽天ブラックカード(+楽天キャッシュ)
47万4551円 -4万4187円

数カ月で4万4187円のマイナスとなっており、8.5%程度のマイナスだ。開始時期によっては「投資は怖い」となるかもしれない。

では、長い間クレカ積み立てしていた場合はどうなるのか。筆者はクレカ積立が始まってから継続しており、実際の運用状況を紹介する。

評価額 損益
tsumiki証券+エポスプラチナカード 633万3232円 +175万8532円
セゾンポケット+
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
483万550円 +167万2935円
三菱UFJ eスマート証券+
au PAYゴールドカード
286万750円 +55万4212円
マネックス証券+
マネックスカード
235万2918円 +51万9351円
大和コネクト証券+
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
224万9430円 +19万8532円
WealthNavi for AEON CARD+
イオンJMBカード
206万2775円 +36万2775円
PayPay証券+
PayPayカード ゴールド
143万809円 +2万6654円

長い間積み立てている投信は大きくプラスになっているが、新NISA開始直前の2023年10月15日(日)から開始したPayPay証券のように、期間が短く、その間あまり上昇していない場合は若干のプラスのみ。

大和コネクト証券の評価額に対して損益が少ないのは、クレカ積立で10万円に対応したのが早く、同程度の評価額である他の投信よりも運用期間が短かったのが影響しているのだろう。

SBI証券や楽天証券を含めなかったが、クレカ積立を移管したり、NISA口座を移管したりするなど、継続が途中で途切れたりしているため別にした。

評価額 損益
(SBI証券移管後)楽天証券+
楽天ブラックカード
474万7661円 +267万5690円
(旧NISASBI証券+
Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード)
554万1906円 +201万0573円

どちらもクレカ積立に対応したのが早く、長い間積み立てていたために含み益も200万円を超えており、上記2つは新たに資金を追加していない投信となる。

まだまだ株価は下がる可能性もあるが、積立投資の場合、株価が下落しているときには、ろうばい売りせず「たくさん買えると考えて」そのまま積み立てた方が安定した運用となる。なお、投資については、余剰資金で行えば、下落中に慌てることは少なくなる。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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