もっと評価されても良いクレカシリーズの第4弾として「UCプラチナカード」を紹介する。これまでは年会費無料にで還元率も高く、もっと評価されても良いクレカを3枚紹介してきたが、今回は年会費の高いプラチナカードを取り上げる。
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もっと評価されても良いクレカシリーズ GOLD POINT CARD+(ゴールドポイントカード・プラス)編(菊地崇仁)
ヨドバシグループでおトクなクレカが「GOLD POINT CARD+(ゴールドポイントカード・プラス)」だ。エンボス加工だったり、カード情報が表面に残っていたりと、今はやりのデザインではないが、メイン ...
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もっと評価されても良いクレカシリーズ P-oneカード<Standard>編(菊地崇仁)
前回、筆者が保有しているクレカで、もっと評価されても良いクレカとして「GOLD POINT CARD+(ゴールドポイントカード・プラス)」を紹介した。 なかなか反響も良く、今回は第二段として「P-on ...
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もっと評価されても良いクレカシリーズ Amazon Mastercard編(菊地崇仁)
以前、もっと評価されても良いクレカとして「GOLD POINT CARD+」と「P-oneカード<Standard>」を紹介した。 これらのカードは、年会費無料で還元率が1%となり、使い勝手の良いカー ...
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UCプラチナカードは夫婦で持っても年会費2万円弱 一般的なプラチナカード特典を利用できる
UCプラチナカードの年会費は1万6500円(税込み)、家族カードは1枚あたり3300円(税込み)となり、これまで紹介してきた年会費無料のクレカから見ると、かなり高額に見えるだろう。
しかし、一般的なプラチナカードの年会費は3万円~5万円程度となり、2万円程度の年会費のプラチナカードは格安プラチナカードだ。その中でも「UCプラチナカード」は、夫婦で保有しても2万円弱となり、非常にリーズナブル。
コンシェルジュデスクのVPCC(Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター)を利用でき、「○○周辺で△人入れる居酒屋を探して」「□日に出張なので、駅前のホテルを☆円以内で探して」など、電話やオンラインで依頼することができる。プラチナカード保有者だから、ハイクラスのホテルや旅館などの予約、一見さんお断りのレストラン予約などにしか使えないわけでもない。
対象レストランのコース料理を2名以上で予約すると1名分が無料になるグルメクーポンや、海外空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスは年6回まで無料で利用できるなど、基本的なプラチナカードの特典は利用できる。
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UCプラチナカード、プライオリティ・パスで利用できる施設を国内は「ラウンジ」限定に
UCプラチナカードでは、2025年4月1日(火)12時より、プライオリティ・パスで利用できる施設を変更する。 海外施設は全て利用できるが、国内施設は「ラウンジ」のみに限定される。国内の「食事」「休憩」 ...
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UCプラチナカードは通信端末修理費用保険など保険が充実
UCプラチナカードの一番の魅力は「通信端末修理費用保険」だ。「通信端末修理費用保険」は、スマートフォンが落下で破損したり、故障したりした修理費用を年1回、年間最大3万円まで補償される。
また、スマートフォンだけでなく、PCやモバイルゲーム機など、無線通信機能が内蔵された通信端末機器が対象となり、カード会員の端末だけでなく、家族の端末なども補償の対象となるのも魅力的だ。
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Rakuten Miniを修理! 住信SBIネット銀行のミライノ デビットPLATINUM(Mastercard)で申請した保険金は支払われた?
保険金請求から保険金受取までの流れ 2020年4月に購入したRakuten Miniを落として画面がバキバキになり、修理してから1ヵ月ちょっと。 my楽天モバイルで修理費用がわかる明細が表示されたため ...
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多くのスマホ補償が付いているクレカの場合は、カードで通信費の支払いが必要だったり、自己負担が必要だったりするが、UCプラチナカードの場合は自己負担0円で、通信費の支払い条件もない。さらに、2025年4月より、「無線通信機能が内蔵されたテレビ」も補償対象となる。
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UCプラチナカード、通信端末・家電安心プランが開始 エアコンや冷蔵庫・掃除機なども対象に
UCプラチナカードでは、2025年4月1日(火)より、「通信端末・家電安心プラン」の提供を開始する。 従来の「通信端末修理費用保険」に加え、新たに「家電住設什器備品修理費用保険」を追加。既存のUCプラ ...
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4月以降は「家電住設什器備品修理費用保険」も追加される。エアコン・冷蔵庫・洗濯機・掃除機・レンジ・炊飯器・空気清浄機の自然故障で1事故あたり対象機器全体で20万円まで補償され、ACアダプターやリモコン、ケーブルなど付属機器などは対象外。
ポイントプログラムも充実 たまるポイントはUCポイント
UCプラチナカードの決済でたまるポイントは「永久不滅ポイント」ではなく「UCポイント」だ。ショッピング利用合計金額1000円につきUCポイントが2ポイントたまり、1ポイント=5円相当で交換した場合は還元率が1%となる。
UCポイントは200ポイントでUCギフトカード1000円分に交換でき、2800ポイントで1万5000円分、5000ポイントで3万円分と1ポイント=6円相当で利用する事もできる。さらにJALのマイルやANAのマイルに交換する事も可能だ。
日常使いで1%還元のため、メインカードとしても使いやすい。
また、ポイントアップ店舗として、2025年4月以降、対象の航空会社の支払いに利用すると1000円(税込み)につきUCポイントを14ポイント獲得できる特典も開始する。還元率は7%となり、ANA・JAL・スカイマーク・オリエンタルエアブリッジ・AIRDO・スターフライヤー・アイベックスエアラインズ・ソラシドエアなど航空券をおトクに購入可能だ。
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UCプラチナカード、2025年4月よりポイントサービスをリニューアル 航空券の購入で最大7%還元特典を追加
ユーシーカードは、2025年4月1日(火)より、UCプラチナカードのポイントサービスを一部アップデートする。 4月1日(火)以降、航空会社を対象にポイントアップ店舗としての取り扱いを開始。UCプラチナ ...
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年間利用ボーナスで1年間のうち10か月利用すると100ポイント(=500円相当)、年間1000ポイントの獲得で+150ポイント(=750円相当)を獲得可能。
「シーズナルギフト」も変更となり、3か月の請求合計金額45万円以上でもれなく利用金額に応じたボーナスポイントを獲得できるようになる。
3か月の利用金額 | ボーナスポイント |
45万円 | +400ポイント(=2000円相当) |
60万円 | +500ポイント(=2500円相当) |
70万円 | +600ポイント(=3000円相当) |
80万円 | +700ポイント(=3500円相当) |
90万円 | +800ポイント(=4000円相当) |
100万円以上 | +1000ポイント(=5000円相当) |
また、3か月の請求合計金額55万円以上の方の中から、抽選で20名に1万円分(2000ポイント)のボーナスポイントが当たる特典もあったが、40万円以上に下がり、対象者も増える。
UCプラチナカードのデメリットとは?
UCプラチナカードはポイント還元率も高く、スマホ補償も自動付帯。プラチナカードとしての特典はほとんど利用でき、それでいて夫婦で保有しても年会費2万円弱と非常に優れたクレカだ。
しかし、webサイトがわかりにくいのが欠点とも言える。
例えば、「通信端末修理費用保険」は以下の簡単な説明しかない。「詳しくはこちら」のリンクがあるのは、Visaプラチナが提供しているサービスか、法人・個人事業主向けのサービスがほとんど。
「通信端末修理費用保険」の自己負担額が0円であることや家族の端末も対象になるなど、重要な説明がない。
また、「UCカード」自体がわかりにくいのもある。「UCカード」には、クレディセゾン発行のUCカードとユーシーカード発行のUCカードがある。
UCカード(一般)でも、発行会社を見るとユーシーカード、クレディセゾンと分かれており、たまるポイントもUCポイントと永久不滅ポイントで違いがある。
なお、今回紹介した「UCプラチナカード」については、ユーシーカード発行のみとなり、クレディセゾン発行の「UCプラチナカード」はない。
せっかく良いカードを出しているにもかかわらず、アピールが足りず、それが伝わっていないのがもったいないと感じている。