V NEOBANKが2025年3月4日(火)にデビットカードの還元率を1.5%に変更。最近は1%程度のデビットカードもあるが、1.5%はなかなか良さそうだ。
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V NEOBANKのデビットカード還元率が1.5%に 1500ポイント獲得できるキャンペーンも
V NEOBANKでは、2025年3月4日(火)より、デビットカードの還元率を1.5%に改定した。 V NEOBANKは銀行取引でVポイントがたまるサービスを提供しており、デビットカードの還元率を1. ...
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では、V NEOBANKについて紹介したい。
VポイントがザクザクたまるV NEOBANKって何?
V NEOBANKは取引などでVポイントがたまる銀行だ。例えば、クレカの口座振替として登録し引き落としがあると1件ごとに5ポイント、他行からの1万円以上の振込入金で20ポイントなど、どんどんポイントがたまっていく。
商品・サービス | 条件 | ポイント数 |
V NEOBANKデビット | 月間1000円以上利用 | 月間利用額×1.5% |
被振込 | 他行から1万円以上の振込 (月間25回まで) |
20ポイント/1振込 |
円普通預金 | 月末普通預金残高が10万円以上 かつ、翌月1~5日まで 毎日円普通預金残高が10万円以上 |
50ポイント/月 |
外貨普通預金 外貨定期預金 |
月末の残高が合計30万円以上 | 50ポイント/月 |
外貨積み立て | 月間合計1万円以上積み立てがあった月 | 10ポイント/月 |
給与受取 年金受取 |
給与や年金の受け取りがあった月 | 30ポイント/月 |
即時決済サービス | 1万円(税込み)以上の1決済ごと (上限1日1回、月間10回まで) |
20ポイント/1決済 |
その他決済サービス | 1回以上の利用があった月 | 5ポイント/月 |
口座振替 | 口座振替1件ごと | 5ポイント/1件 |
JRA(中央競馬) 地方競馬 競輪 |
公営競技、SPAT4、KEIRIN.JPへの 合計入金金額が2万円以上あった月 |
5ポイント/月 |
スポーツくじ | 1口購入ごと | 1ポイント/1口 |
カードローン | 月末の借り入れ残高が合計15万円以上、 かつ当月の約定返済日に返済されている場合 |
20ポイント/月 |
「V NEOBANKデビット」を10万円、「被振込」が3件、「口座振替」が3件、「円普通預金」「給与受取」だけで計算しても、1500ポイント+60ポイント+15ポイント+50ポイント+30ポイント=1655ポイントの獲得だ。
「被振込」「口座振替」「円普通預金」「給与受取」は特に作業は必要なく、毎月自動的にたまるポイントとなる。
なお、V NEOBANKと言う銀行は存在せず、「住信SBIネット銀行」の「Vポイント支店」が「V NEOBANK」だ。口座振替の登録や振込口座を伝えるときには「V NEOBANK」ではなく、「住信SBIネット銀行」の「Vポイント支店」であることに注意しよう。
V NEOBANKデビットとは?
V NEOBANKデビットはスマホデビットとなり、物理カードは発行できない。カード情報はアプリで確認可能だ。
実店舗では、Apple PayやGoogle Payに登録すると、Mastercardのタッチ決済やiD加盟店で利用できる。iD決済はApple Payのみの対応だ。
Apple Pay | Google Pay | |
iD決済 | ○ | × |
Mastercardタッチ決済 | ○ | ○ |
このV NEOBANKデビットを使う場合、月間1000円以上利用すると1.5%のVポイントがたまるようになっている。1ポイント未満の端数は切り捨てだ。
ポイント付与タイミングは月間利用額に対して1.5%分が翌月中旬ごろに付与される。
なお、従来からV NEOBANKデビットを利用している場合は、カードを切り替えしなければ1.5%のVポイントがたまらないため注意しよう。
余談だが、住信SBIネット銀行には「スマート認証NEO」という生体認証が用意されている。これを設定するには、SMS認証が必要なのだが、このSMSで送られてくるURLはSMSで受け取った端末でしか動作しない。
筆者はApple Payで登録したいのだが、SMSを転送しても動作しないため、V NEOBANKはAndroidで利用中。携帯電話番号をiPhoneの番号にすれば、iPhoneで設定できるのかは今度調査したい。
V NEOBANKデビットの設定をしてみよう!
V NEOBANKの「デビット」をタップすると、筆者はデビットカードを発行していなかったためか説明ページが表示された。

V NEOBANKデビット+(Mastercard)の説明ページ
「申込む」ボタンをタップ後、内容を確認し名前を入力後、デビット暗証番号を入力。これでスマホデビットの申し込みが完了する。

V NEOBANKデビットの申し込み完了
再度「デビット」をタップしたが、スマホデビット申し込み直後はすぐに使えないとのメッセージが表示された。

V NEOBANKデビットは申し込み直後に利用はできない
少し待ってからアクセスすると、メッセージの表示も消えており、「3月のご利用」も「0円」になるなど、使えるようになったようだ。

使えるようになったV NEOBANKデビット
「カード情報を見る」をタップするとカード番号やセキュリティコードなどを確認できた。これでオンラインでの利用は可能になった。
続いて、「デビット」から「Google Pay」をタップ。利用規約などに同意して追加する。

V NEOBANKデビットをGoogle Payに追加
これで実店舗ではMastercardのタッチ決済として、オンラインではMastercardとして利用する事が可能だ。
円普通預金口座残高を10万円以上にしておこう!
最後にV NEOBANKの円普通預金口座を10万円以上にしておこう。それだけで毎月50ポイント獲得できる。こちらも新たに追加された特典だ。

V NEOBANKの円普通預金口座残高を10万円以上に設定
V NEOBANKは、Apple PayであればiD加盟店でも1.5%還元となるため、高還元率クレカがあまり無い現時点ではかなり便利な存在となりそうだ。
たまるポイントもVポイントとなり、使い勝手も良い。
気になる点は、三井住友銀行とのすみ分けだろう。
以前、旧Tポイントはヤフーとの連携があった。しかし、それぞれのサービスで同じようなサービスを提供しており、消費者としてはどれがおトクなのか判断するのが難しかった。
例えば、クレカの場合はファミマTカードがおトクなのかYahoo! JAPANカードがおトクなのか、旅行サイトではYahoo!トラベルがおトクなのかTトラベルがおトクなのか、Tポイントを一番ためられるサービスは「○○です」と言い切れない。この辺りが、Tポイント崩壊のきっかけだったのではないだろうか。
今回も、Vポイントが一番たまる銀行は三井住友銀行なのかV NEOBANKなのかと言う問題が出てくる。旧Tポイントと旧Vポイントの統合で、旧T NEOBANKのサービスがどうなるのか気になっていた。筆者としてはV NEOBANKを段階的に終了していくのではと考えていたのだが、V NEOBANKの特典を追加したことで、以前のヤフーとの決別を思い出してしまった。