メガバンクからネット銀行利用にシフトし、どの大手コンビニATMを利用しても条件は変わらない状態が続いていたが、コンビニを選ぶことでポイントがたまるという優位性が出てきた。
今回は、ローソン銀行の「ぽんたまATM」について紹介する。
ATMで入出金するだけで毎月Pontaポイントがたまる
「ぽんたまATM」は、ローソン銀行ATMで対象となる金融機関の入出金取引後、Pontaカードを挿入すると、月1回、基本ポイント5 Pontaポイント、ボーナスポイント5 Pontaポイントの合計10 Pontaポイントを獲得できるサービスだ。
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ローソン銀行ATM、Pontaポイントがたまるサービス「ぽんたまATM」を開始
ローソン銀行ATMでは、2023年10月10日(火)10時より、入出金取引後にPontaカードを挿入すると、Pontaポイントをためられるサービス「ぽんたまATM」を開始した。 「ぽんたまATM」は、 ...
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2023年の秋から始まっていたサービスであるが、サービス開始当初は筆者が無料で引き出しできる金融機関が対象となっておらず、メガバンク口座から引き出しをすると10 Pontaポイントはたまるが220円手数料がかかり、本末転倒となるため利用していなかった。
2024年8月に筆者のメインバンクがぽんたまATMスタンプカードの対象となったため、早速利用した。
初回登録と取引時、物理カードが必要で久しぶりにPontaカードを持つ
Pontaポイントをためるには、ATM利用の前にPontaカードの登録が必要だ。初回の引き落とし時には物理Pontaカードが無かったため、別途Pontaカードを持ちローソンATMへ赴き、初回登録を行った。
ATMの操作に従いカードを差し込むのがメインで、登録自体はスムーズであったが、Pontaカードを持つということがカードを減らした今は難しいかもしれない、と感じた。
その後、ATMで月1回、現金引き落としの後Pontaカードを挿入するようになった。出てきたキャッシュカードと現金を手に持ったうえでPontaカードを差し込むのはなかなか手間であるが、ポイントを得るためなら差し込まない選択肢はなかった。
ポイント付与が毎月ローソン銀行を使う理由に
月10ポイントではあるが、「ぽんたまATM」を利用できるようになってから、毎月1回はローソンでATMを利用するようになった。
今までどのコンビニのATMを利用しても変わらず手数料がかからない、という状況が続いており差別化が図られていない部分だと思っていたが、ローソン銀行口座を持っていなくてもATM利用でポイントがたまる、という環境の整備によってコンビニATMの中で差別化を図れたのではないか。
2025年2月 ボーナスポイント加算変更終了とスマホで完結する新型ATMプッシュ
「ぽんたまATM」1周年を記念して2024年9月から利用状況に限らずボーナスポイントの5 Pontaポイントが付与されていたが、2025年2月に終了となる。シンプルに毎月1回は利用を心掛けたい。
また、2025年2月3日(月)より新型ATMのキャンペーンが開始された。
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ローソン銀行、新型ATMで電子マネーにチャージするとローソン専用QUOカードPay 500円分を獲得できるキャンペーン実施
ローソン銀行では、2025年2月3日(月)~3月31日(月)まで、ローソン銀行ATMの新型機で電子マネーにチャージすると、抽選でローソン専用QUOカードPay 500円分が当たるキャンペーンを実施する ...
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早速新型ATMで紙幣を引き出し、WAONに入金した。新型ATMはスマホやカードを置くスペースが用意されており、そこからバーコードやICを読み取るスタイルになっていた。物理Pontaカードを使わずに、スマホ一つで複数の手続きが完結でき、先述した物理カード保持という問題点が解決される。
なお、20252年月中であれば、1万円以上WAONにチャージすると14日から始まったWAON POINT抽選のキャンペーンの参加資格も得られる。
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WAON、1万円以上のチャージで1万WAON POINTが当たるキャンペーン実施
WAONは、2025年2月14日(金)~2月28日(金)まで、1万円以上チャージすると、抽選で1万WAON POINTが当たるキャンペーンを実施する。 期間中、WAONに1万円以上のチャージで1口とな ...
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コンビニATMの進化に伴うキャンペーンに期待
今までATMからのチャージはセブン銀行がアピールしていた印象が強く、ここから新型ATMをもってローソンが攻勢をかけていくのか、それとともにどんなキャンペーンを仕掛けてくるのか。操作面もポイント付与も楽しみにしている。