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ナショナル・フラッグ・キャリアに関しての考察

ナショナル・フラッグ・キャリアに関しての考察

今回は、航空会社選びにおける「ナショナル・フラッグ・キャリア」について、コラムを執筆してみたい。ここで言う「ナショナル・フラッグ・キャリア」とは「国を代表する航空会社」という意味である。

一つの例として、筆者がタイ国際航空のビジネスクラスを利用して、バンコク経由ストックホルムを往復した時の体験を記したい。

筆者は2012年の秋「成田⇒バンコク⇒ストックホルム⇒バンコク⇒成田」という、ストックホルムを目的地とする旅を、タイ航空のビジネスクラス航空券を利用して行った。当時は円高、バーツ安だった事もあり、サーチャージ、諸税込で23万円程度という手頃な価格だった。

また、ブッキングクラスが低いビジネスチケットという事もあり、あまり良い乗継便は手配できなかった。筆者はこの事を逆手に取り、往路・復路ともに、乗継時間が出来るだけ長くなる便を予約し、ともにバンコク市内を観光する事にした。結果、往路では9時間、復路においては15時間の乗継時間が生じた。

バンコクは、往復ともスワンナブーム国際空港での乗継となった。スワンナブーム国際空港はアジア地区有数のハブ空港として知られ、超巨大空港である。

このスワンナブーム国際空港の利用に際して、タイのナショナル・フラッグ・キャリアであるタイ国際航空利用が大きなメリットを生み出した。

まず、タイ国際航空チェックインの際は、当然の事ながらビジネスクラス専用カウンターで、何と座りながら行う。その後、専用のセキュリティレーン、専用の出国ゲートが用意されており、あっと言う間に出国までの手続きが終了し、その先には大変広くてゆったりとしたラウンジが待ち受けている。

スワンナブーム国際空港は大変広い空港であるが、タイ国際航空のラウンジは何ヵ所にもあり、出国審査場や出発ゲートに近いラウンジの利用が可能となる。

更に、タイ国際航空専用の「スパラウンジ」なるものがあり、ビジネスクラス利用者は無料で30分の足つぼマッサージを受けられた(ちなみに、ファーストクラス利用者は、60分のスパが受けられた)。

帰路は機中2連泊となったが、空港ラウンジのシャワーが無料で利用出来たので、汗を流してから搭乗した。このシャワールームもとてもゴージャスで、設備や備品も至れり尽くせりだった。

「スワンナブーム国際空港」と「タイ国際航空」という、タイを代表する二つの企業がうまくコラボレーション出来ている事が、このようなサービスや快適さを生み出しているのだと思う。

タイ国際航空のビジネスクラスシートタイ国際航空は機材も良く、シートもゆったりとしており、サービスも丁寧で機内食も美味しかった。更にANAへのマイレージ付与率が125%で、経路が長い分、たくさんのマイルが蓄積されたことも付記しておく。

「巨大国際空港とナショナル・フラッグ・キャリアのコラボレーション」という点で語ると、ドバイ国際空港乗継時のエミレーツ航空、アブダビ国際空港乗継時のエティハド航空利用の際も同様であった。

では、アメリカやヨーロッパのナショナル・フラッグ・キャリア利用においても同様の公式が成り立つかと言うと、この点においては疑問符が付く。一般に欧米のレガシーキャリアは、競争環境であったり、財務体質、コスト構造などが全く異なるからだ。

筆者の今までの経験と勘から言うと、「タイ国際航空」「エミレーツ航空」「エティハド航空」以外に、「巨大国際空港とナショナル・フラッグ・キャリアのコラボレーション」という観点から注目しているのは、「カタール航空」「シンガポール航空」「トルコ航空」「キャセイ・パシフィック航空」あたりとなる(このあたりは、異論もあると思われるが)。

10年単位で見ると、世界の航空業界の栄枯盛衰、勢力地図の移り変わりはかなりドラスティックなものがある。カスタマーとしてもクレバーであることに越したことはない。

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ディエゴスアレス

これまでに、南極を除く世界6大陸、40か国以上を訪問。マイルは旅を快適にする手段と心得、国内線や近距離の国際線はチケットを購入しマイルを貯め、長距離ビジネスクラスの特典航空券取得を目標としています。JAL、ANAのマイルを効率的に貯めるためには、クレジットカードの会費など、ある程度の出費は厭いません。年間、旅にかける費用はかなりの額になるので、それらのコストは旅の費用の一部と考えています。海外旅行の際は、航空会社、使用機材に至るまでこだわる、航空マニアでもあります。

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