電気料金などの値上げ+クレカなどの還元率ダウンで引き落としカードの見直しを(菊地崇仁)

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電気料金などの値上げ+クレカなどの還元率ダウンで引き落としカードの見直しを(菊地崇仁)

NHKによると、電気料金やガス料金は、2024年8月から実施されてきた政府による補助が10月の使用分で終了するため、12月に請求される分から値上がりするとのことだ。

2024年11月に使用し、12月に請求される電力大手10社の国の認可が必要な規制料金は、使用量が平均的な家庭で、500円から600円値上がりする。

電気料金・ガス料金の値上がりだけでも家系が苦しくなるが、これに加えてクレジットカードやデビットカードでの電気料金・ガス料金に対するポイント付与率が下がっているのでダブルパンチとなる。

ダイナースクラブカードやアメリカン・エキスプレス・カードなどは、以前から電気料金・ガス料金などの支払時にはポイント還元率が下がっていたが、楽天カードでは2021年6月タカシマヤプラチナデビットカードでは2022年4月TS CUBIC CARDやレクサスカードでは2023年4月セゾンカードでは2024年7月から還元率を変更している。

さらに、2025年2月から住信SBIネット銀行のデビットカードもポイント還元率を下げると発表した。

電気料金・ガス料金などで還元率が変更されているカード

電気料金・ガス料金などで還元率が変更されているカード

なぜ、電気料金やガス料金・税金の支払時のみ還元率を下げるのかは以下の記事を参考にしてほしい。

なぜ公共料金や税金の支払いのみ、ポイント還元率を下げるクレジットカード会社があるの?
なぜ楽天カードは公共料金などのポイント還元率を下げたの? 公共料金や税金などでポイント還元率を下げる理由とは?

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なお、エポスゴールドカードやエポスプラチナカードは、ポイントが3倍にアップする「選べるポイントアップ店」で、電気料金やガス料金も選ぶことができ、ありがたい存在だ。

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今後も電気料金やガス料金などの支払いでポイント還元率が下がるカードは増えていくと思われるため、固定費を引き落としているカードに改悪がないかを定期的にチェックするようにしよう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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