筆者が利用する証券会社のポイント付与ルール改定が複数あり、その対応を行った。
三井住友カードのルール変更 別のカードに切り替えへ
SBI証券で利用していた三井住友カード積み立てのルール改定により積み立て以外で年間10万円の利用が必要となった。筆者は年間6万6000円しか利用しないため、毎年3万4000円支払いを増やす必要がある。
三井住友カードに3万4000円の出費を増やすということは、メインカードで利用し得られる340 JALマイルを犠牲にするということである。それで得られるのがVポイント0.5%というのは割が合わない。
比較検討候補になるのが東急カードである。条件を確認したところ、筆者の場合5万円分0.75%、5万円分0.25%と獲得ポイントは変わらないものの、最低利用額条件がないこと、さらに積み立てを行うことでTOKYU ROYAL CLUBに入会できるメリットがある。
設定変更は複数日に分かれるため 内容を忘れないよう注意
検討の結果、得られるポイントをVポイントからTOKYU POINTへ変更する手続きを実施した。
三井住友カードでの10月の積み立てが完了したらまずは東急カード側のページからSBI証券仲介コースの変更メニューに入る。以前仲介コースを変更するにあたり窓口に電話が必要になったこともあったが、今回はネット上で申し込みが進む。
途中エラーになったのは、クレジットカード解除漏れによる。現在の積み立て設定を解除しないと仲介コースの変更ができない。現在クレジットカードで行っている積み立てを解約。のちに同じものを積み立て直すので内容を記録しておいた。続いてクレジットカード登録を解除。これにより仲介コース変更申し込みを行えた。
数日後、ログインするとSBI証券のロゴの右に東急のマークが表示され、仲介コースの変更が確認できた。次に、新規で積み立てを行おうとしたところクレジットカードが選択できない。新たに東急カードの登録を行わないといけないからだ。取引メニューからクレジットカード管理メニューに移動し、登録。
数日待っている間に次の操作を忘れてしまうのが難点だ。ここからクレジットカード積み立てを登録する際は数日前に記録した内容を確認しスムーズに設定ができた。
仲介コースの変更には約1~2営業日はかかるため、時を置いて最後まで手続きを行えるよう、実施日程を計画していきたい。
tsumiki証券は変更適用前に出金
tsumiki証券は4月より、集計期間開始月以降引き出し分をポイント付与の対象外とするルール改定がなされたため、筆者はルール改定適用となる9月になる前に利益が出ている銘柄を全売却。
10月以降は月10万円の積み立てを行い、当面は引き出しせず、ポイントをためていく予定だ。
NISAの資産に比べてポイントの「ほったらかし」は危険
今回2つの証券会社に対してのポイントルール変更に対応した。今回筆者はNISA口座の変更は行わなかったが、NISA口座の変更も一案だ。
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今から積立投資を初めてポイントをためたいという方に対しては、現時点では月10万円積み立ててそのまま毎月1000 Pontaポイントがたまるauカブコム証券+au PAYカードを中心に据えることをおすすめしたい。
このようにNISAのルールだけではなくポイントルール変更のウオッチも必要となるので、投資でポイ活を行いたいという人は注意が必要だ。